僕 と ティッシュ
初めまして、夏野と申します。
よろしくお願いいたします。
この作品は短編です。1、2分で読めると思います。
それではお楽しみ下さい。
ぼくの名前は霧島浩太、どこにでもいるふつうの高校生2年生。
「こうた〜ごはんだよ〜。」
「今いく〜。」
そうどこにでもいる普通の高校生だと思っていた。
「お兄ちゃん遅いよう。」
「悪いって榛名。」
「はやく二人とも席について。」
「へーい。」
「は〜い。」
僕らはいつもの様に席についた。
「はい、いただきます。」
「いただきます。」
「いっただっきまーす。」
僕たちの家には親がいない、両親とも今は海外で働いている。
だからいまは姉の香苗と妹の榛名と3人暮しである。
姉の香苗は高校3年生でバレー部、妹の 榛名は中学3年生で文学部にはいっているらしい。
もちろん僕は帰宅部である。
「でさ〜まいっちゃうわけよこれが〜。」
「うんうん。」
榛名は文学部に入っっているから大人しく思われがちだが以外とおしゃべり、対して姉の香苗は
活発な女の子ではないがなんでも器用にこなす万能女子だ。
この家で両親以外で料理ができるのもお姉ちゃんだけである。
だから僕も榛名もお姉ちゃんには逆らえない。
「浩太、ティッシュ。」
「は〜い。」
僕は姉にティッシュを取れと言われなにげなく返事をし、ティッシュに手を伸ばそうとした。
だけどそうれはできなかった。
いきなり僕の前に光が輝いて前が見えなくなってしまったからだ。
「なんだいきなり、眩しいな〜。」
僕は目を開けながら言った。
そこには
口をあけている姉と口をあけ目を見開いている妹がいた。
「どうした?ふたりとも。」
「えっ!お兄ちゃん!?」
「どうしたんだよ。」
「お兄ちゃん大丈夫?」
「浩太・・・。」
二人ともこちらを心配そうな目でみてくる。
なんなんだよ。
「大丈夫だよ。どうしたんだよ。」
なんだかイライラしてきた。
「お姉ちゃん鏡!」
「・・・う、うん。」
そういって香苗は手鏡を持ってきて榛名に渡した。
「お兄ちゃんみて!!」
そういって榛名は鏡をこちらに向けてきた。
「なんだよいきなり。」
「いいから!なにが写ってる!?」
「なにってポケットティッシュだけど・・・。」
そう、その鏡にはただのポケットティッシュが写っていた。
「・・・・・はぁ⁉︎」
鏡を見て数秒後、僕は何が起こったのかわかった。
僕はポケットティッシュになっていたのだ。
こうして僕のどこにでもある普通の高校生生活が終わりを迎え、誰も予想していなかった使い捨ての生活が始まったのだった。
まぁ使った後乾くまで待てばまた使えるけどね。
この度は「僕とティッシュ」を読んでいただきありがとうございます。
続編はいまのところ考えておりません。
もともとこの作品は私が1年ほど前に思いつきでメモ帳に書いたもので、小説家になろうにアカウント登録したので練習がてら投稿してみよう。ということで投稿してみました。
なせカテゴリーが学園かというと、おそらくここから学園編になるのではないかと考えたからです。
主人公は一応高校生ですしね。
よければ感想を書いて下さい。書き方のアドバイスなどありましたらよろしくお願いします。
今後の参考にしていきたいと思います。
それでは。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。