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 晩歌

 そんな遠くないある日

 僕の人生は終わるんだろうな

 僕は今、知っている

 

 僕らの体が

 かってあった太陽を材料に

 出来上がっていること

 

 空に輝く星のほとんどが

 遠い太陽であること

 

 一千億の太陽が作る銀河が

 一千億もあること

 

 時は永遠でなく

 空間に伴っていて

 限りがあること


 空間すらも

 伸び縮みすること

 

 きっと

 宇宙はね

 自分を見るために

 僕らを生んだに違いない

 僕らの目は宇宙の目さ

 

 だから生きる限りは見るさ

 

 野辺の花を

 森に上がる霧を

 うねる道の向こうの虹を

 みどり色の海の白波を 

 南北にかかる銀河を

 あなたの笑顔を


 そして言うよ

 

 宇宙よ

 君は

 とてもチャーミングだ 

 僕が消えるといっても

 僕は君そのものに

 帰るだけだから

 心安らかで

 いられるよ と

   

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