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第3話

 僕の家とほぼ同じ構造だが、少し違和感を感じた。インターホンがどこにもないのだ。


 しかも景色に違和感を感じた。とても大阪とは思えない程の木の量。しかもすごく寒い。日本とは思えないほど寒い。


 「一体ここはどこなんだ……」


僕はスマホを確認しようとしたが、スマホは圏外だった。おかしいなと思った。大阪なら圏外にならないはず。とにかく、現在地を知りたかった。



 誰かいないかと思って、家の中を覗いた。誰かが洗濯物を干している。後ろ姿なので誰かは分からなかった。僕は警察から逃げているのでとりあえず中に入りたい。


「すみませーん!」

そう声をかけると、洗濯物を干していた人物は振り返った。僕が知らないおばあさんだった。おばあさんは驚いた顔をして家の中へ入っていった。そこから数分後、水色の髪をした少年が出てきた。


「ど、どなたでしょうか?」


「七見航太と申します」


「えっと、どこから来たのですか?」


「どこからって?大阪ですけど?あそこの路地から…」


指を差した場所にはもう狭い路地はなく、一面雑木林だった。


「オオサカ?どこだろう、ここはダイス王国のピースだけど、近くにそんな国合ったっけな…」


「ええ!?どこって?もう一回言って!」


「ダイス王国のピースです。知らないですか?」


僕は頭が真っ白になった。どうやら、異世界に転生してしまったようだ。

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