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夢をみたよな《天使たち》  作者: 花澤悠
12/19

満天の星空の下に



ときには

星の下で眠るんだと

夜露の草むらに寝転んだ君は

しばらくは

軽いいびきをかいていたが

ガマンできなくなったみたいで

ときには

恋人の膝枕で眠るんだとか

言い直して

こっちにすり寄って来たりする



「パトラッシュ(ここ、彼の名前、ね?)、

ぼくはもう疲れたんだよ」と


名作アニメの有名なセリフを下敷きに

疲れた理由を人生の不幸にして

君の願望を無下に却下してやる


私の心を洗ってくれる

たまぁ~に飛び出す飛び道具みたいな

やさしい言葉は?


そんなご褒美もなく

私の膝を貸してなんて

なんて贅沢なワガママヤローなのかしら?


春の夜空に

このコテージからは

満天の星空が見える

(あ、違う。

(いま、あなたが思い描いた満天の、の

(百倍くらいの数の星が見える満天の星空


まるで煌めく星音 (って、どんな、音?)まで

見る人に聴かせる

満天、さ


そしてあの

切るようにするどい三日月からしたたり落ちる

辛口の真水 (って、どんな水?)を

私に口移しで飲ませてくれるというのなら


ええ、どうぞ、

私の膝を

貸して差し上げても、よろしくてよ?











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[一言] パ、パトラッシュ… シュ…
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