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夢をみたよな《天使たち》  作者: 花澤悠
10/19

空っぽの青空



美しすぎる野鳥は

鳴きもせずに

飛び去る


青空が

空っぽだというおまえの

愛と憂鬱は紙一重で


飛び去った野鳥を手に入れられるわけもなく


ただ、清冽な、風が吹く



もう壊れかけの夢の城に住み

その鏡に映る夜の顔もほほえんでいるのかと

確かめるように

いたずらっ子の笑みを浮かべる


なにが僕を傷つけるのだろう

どの子供達が死ぬまで傷つくのだろう?

ステーションホテルに住むものは

みんな早歩きで余裕がないと聴いたことがある



春の木漏れ日のなかを

間違えて「癒される」と思ってしまった

どこにも正しい未来はなく

太陽はただ赤々と燃え盛り

むろんそれでも生きゆくぼくたちには

手も出せない悲しみの風から互いを守り合う


一途な恋心、なんて

夢みたいな夢を

そのこころに刻み込んで。









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