晴天にうっすら架かる虹があり
一作目が短歌調だからといって、そういうのばかりを集めるわけではありません。
一応、念のため。
序、のようなところでも書いた大谷翔平さんだけど、大リーグ史上(とうぜん、日本でもだろうけど)投手、打者として初のダブル規定達成、とか。
で、過去の素晴らしい記録を網羅され、それに対する感想を聴かれて一言。
「いや、前のことなので忘れました。」
カッコいいなぁ。
ちなみに、この詩集も、昔のことなので忘れたいと想うようなヤツがあったり、なかったり、ラジバンダリー(だから、それ、もう、やめようね?)。
春を待つ少女のようにラーメンを待ってるわたしおなかよ鳴るな
小雨ふるこの駅にいまたたずんで空を見上げる、失恋したんだ
辛いってわけじゃないって君はまた制帽まぶかに、やせ我慢する
そんな目で我慢しないで、悲しみを笑顔で飾ってしまわないでね
極寒を膝をかかえて耐えながら訪うきみを春として待つ
透きとおる笑顔のままで悲しみが瞳をこぼれる美しい人
ただ楽しいふりでいいのにそれさえもできず泣きだすバカだから好き
晴天にうっすら架かる虹がありいらない色などない春を知る
どうしたのきみがそこまで泣くなんてふるえる首に恋してしまった
もう二度と会えないわけではないという嘘を隠しに降るなごり雪
20/03/27 00:58更新
お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。