愛って何個まであるの?
気づいたら寝ていた。
流星は、いなかった。
頭痛い、リビングに行くと流星がいた。
「味噌汁ぐらいは、飲め」
「おはよ」俺は、流星の作った味噌汁を飲む。
「今日、ちょっと顔出すだけだから駅前に布団買いに行くか?」
「それって、デート?」
「なんで、デートだよ。本、欲しいのがあるから」
「そっか。じゃあ、行く。何時?」
「10時に、病院な!」
「はいよ。」
「じゃあ、行くから」そう言って流星は仕事に行った。
味噌汁うまいな。
院長って楽なのかな?嫌、忙しいか…。
まだ、7時かー。
流星とデートだ。
なんか、嬉しい。
「待って」昨日の星の声が流れてきた。
神様……愛って何個まで持っていていいものですか?
スマホを見ながら、神様に聞いていた。
わかんないな。
俺は、シャワーを浴びにいった。
あがってから、冷蔵庫開けた。
筑前煮作れるじゃん。この材料
あっ、流星って保温鍋持ってるし
これは、前の彼女のか?
まぁ、いっか。帰ってきたら食べれるわけだし
スマホで使い方調べて、筑前煮を作った。
帰宅したら、流星と煮物食おう。
そろそろ行くかな。タクシーを呼んだ。
俺は、星城病院に行った。
「遅いぞ、月」
偉そうだな院長よ。
「はいはい。駅だろ」
「なんだその態度」
そう言ってた癖に、病院見えなくなったら腕絡ませてきた。
バレてもしらねーぞ、院長。
楽しく話して歩く。
布団を買いに行く場所で、星に会った。
ドキン、胸を貫く痛み。
タクシーに乗ってた時雨さんの弟がきた。
ズキズキ…胸の奥が痛みだした。
本屋に向かった。
星が泣いてる気がして、振り返った。
ズキン、抱き締められてた。
手を繋いで歩き出した。
それをするのは、俺じゃなかったのか?
胸の奥が、押し潰されて苦しい。
「そんなに気になる?」
「いや。本見てよ。俺、布団買ってくるから」
流星を突き放す。
「これ、お金」
三万握らされた。
三万……ズキズキ胸が痛んだ。
「本買ったら行くから」
「ああ、うん。」
俺は、布団を買いに行く。
めんどくさいな、俺。
「二万八千です」えっ、たかっ!
何でそんなのとったかな?
「はい、これで」
横見たら、流星が立ってた。
「ぼんやりしてるな。」
流星は、布団を持ってくれた。
「俺がもつよ。」
「いいよ、別に」
「車は?」
「置いて帰るから」
そう言って駅前でタクシーに乗った。
家についた。流星は、部屋に布団を置いてくれた。
手を洗ってリビングに行く。
「何か作ったの?」そう言ってキッチンの鍋見てる。
「煮物、食べる?」
「白ワインと食べようか?」
「うん。」
流星がワインを用意してくれてる。
俺は、煮物をいれた。
「いただきます。」流星が煮物を食べてくれた。
「スゴイ、美味しいな。これ」
また、星と重なった。
「彼を愛してるんだな」流星が、そう言いながらワインを飲んでる。
「愛してるよ。でも、遠すぎて掴めない」
さっきのが、頭を流れて涙が出る。
「そうか。」
「俺、最低だよな。流星も愛してる。真子も愛してる。彼も愛してる。流星、愛って何個まであるの?」
そう言った俺に流星が笑った。
「月が最低なら、俺はもっと最低だな。妻がいるのにこんな事をしている。愛が何個あるかは知らない。でも、月が愛してるなら仕方ないよ。」
「ごめん。流星を傷つけてばかりだ。」
「別に、構わないよ。俺は、月の
兄貴だから」
そう言って笑った。
「今日は、飲みたい。飲んで忘れたい」
「さっきの子か」
「うん。」
「とことん飲むか?酒ならたくさんあるよ」
「よろしく。」
俺は、流星と飲んだ。
白が無くなって、赤ワインがきた。
「ラグ、大丈夫?」
「日曜に取りにきてもらうように手配してるから。後、宇宙兄さんにメールしといたから」
「月曜日だね。」
「うん。」
「リュリュって呼んでいい?」
「恥ずかしい」
「いつまで、俺は呼んでた?」
「4歳の初めだったかな?」
チュッ…間違った。
笑った顔が可愛すぎて頬にキスをしてしまった。




