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少し一緒に暮らしたい

流星が、俺から離れて謝った。


「ごめん。ダメだな。俺」


「さっきのは、俺が望んだから気にするなよ」


酔っていたんだと言い訳したかった。

抱き締めてからの…。俺は、ダメだな。


「その頬の痣の話しと俺とそのって関係ある?」


流星は、聞きづらそうにする。


「あるね。」そう言って俺は、机の上のビールを飲んだ。


「本当は、今日星に慰めてもらうつもりだった。でも、こんな事になったのと流星に再会した事もあって俺と星は離れる事にしたんだ。」


「ごめん。俺のせいだな。」


「関係ないよ。流星と会ってなくても、目が覚めるまでは離れるつもりだったから…。」


「そっか」


「うん。で、真子に会って。子供作ってやれない事も結婚できないことも話した。」


流星は、ビールを飲んで


「言う必要あったか?」って聞いた。


「あるよ。真子とはずっと一緒にいたから、ちゃんと最低だって思ってくれないと真子は俺をまた求めるから」


そう言ったら、涙が出てきた。


「それが、愛ってやつか?」


「うん。真子の幸せの為に、今度こそちゃんと別れたかったから…。でも、辛くて悲しくて誰かに触れないとおかしくなりそうで。」


「それで、俺か」


「だって、流星が気持ちがわからないとか言うから」


「確かめさそうと思ったのか?」


「うん。昨日とは、違う感情(きもち)だったから」


そう言ってビールを飲んだ。


「病院で、星さんに会った。俺は、月を渡さないと言った。そのせいで、二人がどうにかなったらごめん。」


「大丈夫だよ。そんな事で壊れる気持ちなら、最初から繋がらない方がいいんだから」


流星は、俺の頭を撫でる。



「信じてるんだな?どれだけ、遠回りしても星さんといれるって」


「そんな綺麗なものじゃないよ。ただ、俺への気持ちが欠片でもあったら繋がれるかなって思ってるだけ。」


「そうか。繋がれたらいいな。」


そう言って流星は、笑った。



「その為には、お互いにケジメをつけないといけない感情(きもち)もあるって事だよ。」


「そうか。」


「俺は、流星への感情(きもち)にケジメをつけたい。」


そう言った俺の言葉に流星が、驚いた顔をする。


「どれだけ時間かかっても、兄弟にもどりたいんだよ。流星が、さっき話してくれたみたいに…」


「赤ちゃんの時の月との関係にか?」


「そうだよ。」


俺の言葉に流星が考えている。


「戻れるなら、俺も戻りたい。」


「流星、しばらく一緒に住まないか?」


「どうしてだ?」


「住めば、兄弟に戻っていける気がするんだよ。」


流星は、ビールを飲む。


「また、悪い事したらどうする?」


「いくらでもしていいよ。それでも、向き合わなくちゃ。俺と流星は、兄弟になれないよ。」


流星は、立ち上がってビールをとってきた。


「月が、望むなら俺は構わない」


そう言って笑った。


しばらく飲んで、気づいたらソファーで寝ていた。


目覚めると、流星は俺より早くに起きていた。


「いったん、帰るか?」


そう言って、俺に服を渡した。


「うーん。もう朝?」


「ああ、帰るなら仕事に行く前に送るよ。」


「帰って荷物取ってくるよ。」


「仕事が終わったら迎えに行く。」


「わかった。奥さんにはちゃんと話せよ。」


「わかってる。」


俺は、水を飲んで服を着替えた。


頭が痛いけど、流星の車で送ってもらった。


マンションの下につくと、星も帰宅したとこだった。


タクシーに乗ってる男とそうなったのを感じた。


「じゃあ」俺は、流星に別れを告げた。


星が、俺に言ってきた言葉に驚いた。


お互い同じなんだと気づいた。


星が、出ていった。


俺は、布団に寝転がった。


ちゃんとしなくちゃ、どこまで出来るかわからないけど…。


今の俺じゃ星を傷つけるだけだから…。


隣の壁に手を当てた。


これからの未来の為に、今は遠回りしておくから。


いつか、俺の気持ちを受け止めてほしい。


話を聞いてほしい。


少しだけ目を閉じた。




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