表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鎖使いの下剋上  作者: マナルーク
1/5

1話 車に轢かれたんだがどう落とし前つけてくれるんだ?

基本主人公は気に入った人には好意的に、気に入らない奴にはクズでいきます。

 俺の名はマーリスト、転生者だ。

 いきなり車に轢かれた。気がついたら真っ白な空間に居て、そこで俺に向かって土下座している人を見つけた。

 「どうしたんですか?」

そう言うとその人は泣きながら「ごめんなさい!」って言ってきた。

 そりぁおれだっていきなりで混乱したさ。

 こいつは女神らしいんだが、話を聞いてみるとひどいんだぜ。

俺を轢いた挙げ句、直ぐに救急車を呼べはギリギリ助かったらしいのにもかかわらず、ひき逃げしやがった!

 「取り敢えず、どう落とし前つけてくれるんだ?」

 「え、えっと…貴方は異世界に憧れていたようなので異世界転生させていただきます。」

 「それだけか?」

 「はい?」

 「人の人生潰しといてそれだけかって言ってんだよ!」

 「す…すみません!私の権限ではこれ以上は…」

 俺は笑いながら、「じゃあ、お前の上司呼べよ。その人ならなんとかできるだろ?」

 女神は半泣きで上司に連絡をとっていた。

 ………………それから約5分後、上司らしき神が来て、俺に謝罪してきた。「部下がすまなかった。私のできる範囲でなら何でもするからどうか、一旦怒りを沈めてくれないだろうか。」

 「俺だって悪魔じゃ無い。そこまで言うのであれば、取り敢えず怒りを沈めてやってもいい。…あの女神は許さないがな。」

 「で…なにができるんだ?」

 神にそう聞くと、想像以上の答えが帰ってきた。

 「私ができることは、メインジョブとサブジョブの設定とアイテムボックスを加えた計3種類のスキルを与えることと、アイテムボックス内に5種類だけ重量及び個数制限無しで与えることが出来る。それらはこのリスト一覧から選択してくれ。」

 どうやら俺が行く世界にはジョブシステムっていうものがあって、職業ごとにステータス補正がある。例えばメインジョブを剣士にした場合は力に+42の補正があるのに対し、サブジョブを剣士にした場合は力に+21補正があるらしい。

 ジョブは剣士や魔法使いなどがある中で俺は『鎖使い』というジョブが気になった。神に聞いてみると、鎖を自由自在に操れるという、かなり汎用性の高いジョブらしいんだが、異世界の人たちは鎖で魔物を縛るだけで他に特に何ができるわけでもないと言って不遇職扱いしているらしい。

 俺はそれを聞いて即決した。なぜなら俺は、ゲームなどでは必ず不遇職を育てていたからだ。不遇職で世界ランキング1位になった時の快感といったら…もう堪らない!

 因みにサブジョブは大賢者にした。理由は魔力の操作や魔法の操作がやりやすくなり、魔力量もかなり多くなるらしいからだ。

 スキルは『鎖操作』『鎖生成』『魔力弾』にした。

 『鎖操作』はその名の通り鎖の操作がしやすくなるスキルで、神から持っていた方がいいとのこと。

 『鎖生成』はどんな場所からでも鎖を創り出すことが出来るスキルで鎖使いにとっては最良のスキルだろう。

 『魔力弾』は本人の魔力に威力が依存するが遠距離からも至近距離からでも攻撃出来るらしので取っておいた。

 最後に持っていく物の中に凄いのがいくつかあったからそれを選んだ。

 1つ目は、『ヒヒイロカネ』、神の金属。これを一京トン。

 2つ目は、『スマートフォン』、電池無限、異世界のお金で地球の兵器や毒以外のものが買える。これを3個。

 3つ目は、『無限の鎖』、鉄の鎖が無限に使える。これを2本。

 4つ目は、『俺のメガネ』、昔から使っている為かなり愛着がある。これを1個。

 5つ目は、『神速靴』、神の如き速さで走り抜けることが出来る。これを2足。

 「おーい、決まったぞー!」

 そう声を掛けると神が、「そうか、決まったか。」

 「では、君の第二の人生に、幸あらん事を。」

 こうして、俺の第二の人生が始まった。

ブックマーク、感想お待ちしていまーす!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ