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ニャーロック・ニャームズのニャー冒険。  作者: NWニャトソン
ネコネコアザラシ~プロローグ~
93/203

教祖様のご指名

にゃんまんだぶ……猫の念仏。


「ネコネコアザラシ……ネコネコアザラシ……この怨み……はらさせてもらう……ネコネコアザラシ……ネコネコアザラシ……」


『ネコネコアザラシ』。


 これは占い師であり呪術師でもある彼の決め台詞……というか呪いの言葉だった。


「オンキリキリ……ネコネコアザラシ! カーッ!」


 『オオーッ!』という歓声がギャラリーから上がる。

無理もない。


 彼は『何もない空間に星を作り出し、肉きゅうの上に乗せた』のだから。


「この星は『死の星』……この星からは何匹たりとも逃げられない……残念ですニャトソンさん……」


「えぇー!?」


 ……どうやら彼の次のターゲットは私のようだ……いやいやいやいや!


「死にたくニャイ!」


「無理です。私の力からは絶対に逃れられない……私は偉大なるオス……」


 彼は星を握りつぶし、粉々になったものを私にフゥと吹いた。


『かわいそうに……』


『にゃんまんだぶ……にゃんまんだぶ……』


『でも正直、俺じゃなくてよかったぜ……』


 ギャラリーからは勝手な声が上がる……私の身にもニャれ!


「ニャ……」






……







「ニャんでこんなことに……」



 ニャトソン死亡まで……



残り12時間……

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