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ニャーロック・ニャームズのニャー冒険。  作者: NWニャトソン
フィレオフィッシュタウン・エンターティナーズ
36/203

猫の脳みそ

ニャー語(猫語)いずれまとめます。

あとタイトル変更アリです

 読者諸君。長らくお待たせした。

 これから語られる【フィレオフィッシュタウン・エンターティナーズ】は【生命と廃棄物の間】事件で行方不明になったニャームズと私が再開する物語である。

 このときのニャームズは実に多くの人間たちを騙し、実に多くの人間たちを救った。

 そこで私はニャームズの過去を知り、彼の宿敵……【モリ・ニャーティー】とも初対面を果たした。

 まぁ……その時の私は彼をモリ・ニャーティーだとは思っていなかったのだが……

 とにかく……読者諸君は私とニャームズの再開に必ず「キャッと」驚くことになるだろう。

これは保証しよう。








「えっ? まいったなぁ……アイキャントスピークイングリッシュ……にゃー?にゃー?猫?」


「……リア充死ねばいいのに」


……おっと失礼。

 人間語の意味はわからないが何故かこのセリフを言いたくなったのだ。

 しかし……長電話をするフジンには飽々だ。

 どうせ相手は恋人である西根氏だろう。


(なんたら……なんとかムズがいなくなって数ヵ月か……時がたつのは……にゃむにゃむ……)


 悲しいかな猫の脳みそ……思い出はハッキリしているのだが私はニャームズの名前を忘れかけていた。


「にゃー? にゃー? にゃにゃにゃ? にゃむにゃむ? ……わかんないや。にゃーちゃん。ちよっと喋ってみる?」


 フジンは私にスマホという機械を向けた。


「フジン……こんな食べられもしないもの向けられてもだね……」


『その声は……ニャトソン君かい?』


「にゃ……ニャームズ!? ニャーロック・ニャームズか!?」


 私の脳がスパークした……それは間違いなくニャームズの声だった。

……ほとんど忘れかけていたが。


『どうやらフジンと仲良くやっているようだねニャトソン? 君の声は聴こえていた。距離感から推理するに……君はフジンに抱っこされていたんだね? 君もずいぶんフジンに心を許したものだよ』


「さすがの推理だニャームズ! 君は一体今、何を……どうして急にいなくなった!?」


『落ち着けよニャトソン。僕は今、人間に手伝ってもらいながら電話をしている』


 どうやら状況は同じのようだ。


「君はどこにいる!?」


『フィレオフィッシュタウンだ』


「フィレオフィッシュタウン!? それはなに県だ!? 鰹が丘から徒歩ニャン分だ!?」


「……君には色々教えなくてはいけないようだ。近いうちにまた会うことになるだろう。ニャトソン君。飛行機で暴れるんじゃないぞ。ごきげんよう!」


……切れた。


 ニャンにゃのだ……?



 おっといい忘れていたが私がこの事件で一番驚いたこと……それは私が愛してやまない【ニャモさん】に会えたことである。

 さて、読者諸君……これから始まる【フィレオフィッシュタウン・エンターティナーズ】……最後まで読んでくれるかニャ?










『いいニャモー!』




……と、言ってくれただろうね?

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