ニャトソン。奮い立つ。
勝手ながら再開させていただきます
不思議なことにニャームズにはファンがいるらしい。
ニャーランド誌に掲載された【生命と廃棄物の間】事件のことを知った読者から『ニャームズの話をもっと聞かせろ!!』という声を多数いただいた。
嬉しいことだが私にはどうにも理解できない。
私にとってニャームズは玉ねぎ中毒のニャン格破綻猫でしかないからだ。
しかし、これはなにか書かねばファンが暴動を起こすと私は思ったが、何を書いていいかがわからない……
その事をイギリスにいるニャームズに【スニャートフォン】で伝えると彼はこう鳴いた。
『それならば僕たちの弟の物語……【銀だら町の英雄】事件はどうだろう?』
と。
……なるほど。【銀だら町の英雄】の物語ならエンターテイメント性にも優れ、読者を満足させることが出来るだろう。
これは私たちの弟が英雄になるまでの物語……
私はあの時の事を思い出し、興奮しながらニャーボードに汗ばんだ肉きゅうを置いた。
※【生命と廃棄物の間】事件の後、私とニャームズが再会する話はまた今度書かせてもらう。あの時の衝撃を文章にする覚悟は今の私にはない。
続く。