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ギルドで本気の戦(そうじ)をする。後編

全開のそうじの続きです。

短いようですが、取りあえず、ハンターの宴の後の戦はここで終わりです。


感想くださった方、一度でもクリックしてくださった方、少しでも眼を通していただいた方ありがとうございます。



「おい、グレイ貴様。」


「なんだ?」


「お前の武器ぞうきんなんだかグレードアップしてるような気がするのは俺だけか?」


「いや、実は俺も思っていたぞ、コウタ。」


「だよな? 何でお前の武器ぞうきんはモップとゆう最強に近い武器になってるんだ?」


「それはベテランだからだよ。」


「クソッ! てめぇ先輩だからって調子に乗るなッ! この彼女はメス犬野郎ッ」


「んだとてめぇ!」


俺達は違う意味で戦をしていた。

 俺たちは目の前の敵....そう!ゲ....これ言っていいの?文的に言っていいのかな?オブラートに包んだほうがいい?分かった。

 俺たちは今目の前の敵....そう!吐瀉物としゃぶつを己のできる限りの力を出し、この強敵を倒そうとここ1時間迷っている。だって、ハンターさんたちがこんなオロオロオロロロロ....したものなんか俺やだよ!絶対に触りたくないもん!ましてや何でこんなにボロい武器ぞうきんで戦わないといけないわけ!?

 

 取り敢えず、俺たちは目の前のハンター達の宴の後を狩らなければならないのだ。

 そうしなければ、あと数分でギルド員が住み込みから降りてきて、この廊下を渡る。その時にもしこのゲロが残っていたとしよう、新人の俺たち(ベテランもいるけど、雑用)はさらに酷い雑用を押し付けられなければならない。それだけは絶対にまぬがれたい。

 1ヶ月前ほどに風呂で掃除せずに遊んでいたら、サウナの屈強かつ、華麗なハンター達の加齢..華麗なる汗をずっと拭き続けなければならなくなった。アレは数週間夢に出てくるほどのものだった。


「なぁ、後30分でギルド員が降りてくるけど大丈夫なの?」


「「コウタ! それを早く言え!」」


「えぇー........」


 なぜに俺が怒られる。

 まぁ、取りあえず俺たちはこの敵をこの廊下という戦場から抹殺しなければならない。これは俺たち

雑用ハンターに課せられた試練なのだ。これを乗り越えればきっと、きっと...何かあるさ!

 

戦友ざつようよ、貴様らは覚悟できているか!?」


「ああ、できているともグレイ。コロンもいいなッ?!」


「俺もだよ、グレイ。 そしてコウタ、なんでお前までグーレドアップしてるんだッ!?」


 俺たちはこの廊下という戦場で、吐寫物という敵を倒さなければならない。とゆうかこのセリフ何回言ったっけ?まぁあ、そんなことはどうでもいい。さぁ、戦友ざつようよ、共に


「「「一狩ひとそうじり行こうぜッ!」」」


 入り乱れる武器モップ武器ぼろぞうきん、そして己の足が告げる、華麗なる音。目の前の敵をものともせず、己を信じ、己だけを頼りに、この戦場を走り抜ける。

 それがたとえ戦友ざつようが吐寫物で滑り、廊下の床に顔を打とうとも。それがたとえ己の限界だろうとも、なりふり構わず、共に走り抜け、最後まで戦友ざつようを信じきり、己のすべてと己のプライドを捨てようと___


「はよー、って... どうしたの? コウタにグレイ、コロンまで!」


 俺たちは吐寫まみれの装備ズボン・シャツを脱ぎ、パンツ一丁という実に素晴らしい姿で廊下、否戦場の最高地に立っていた。

 それがたとえクマ柄のボクサーパンツでも、今の俺たちには最高の装備以外何者でもないのだ。




....ってか、未だに異世界要素が無いって、どうしよう。

本当に雑用日誌になりそうで怖いんだけど....

 


 

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