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明日は曇りか

作者:山極由磨
一九九五年、冬、浪速の街で発生した消費者金融放火殺人事件は、
その後十七年にも及ぶ長い長い追跡劇の始まりでしかなかった。
己の罪を見つめる事から逃れ続ける男と、
その彼を警察官人生の掛けて追う刑事、
二人の物語はネオンきらめく通天閣の下でクライマックスを迎える。
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