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境界線という生き方

隣にいるという難題

作者: 花咲雫
掲載日:2025/12/12

人は、隣にいるなら同じことをするべきだと思っている。

同じ時間を過ごし、同じ体験を共有し、

同じ感情を確認し合うべきだと。


けれど私にとって、

それは安心ではない。


同じ空間にいても、

別の世界にいていい。

それぞれが、

それぞれの関心に没頭していていい。


話さなくていい。

触れなくていい。

反応を返さなくていい。


ただ、

同じ場所に存在しているという事実だけが、

静かに続いていればいい。


それを寂しいと言う人がいる。

冷たいと言う人もいる。

関係が進んでいないと、不安になる人もいる。


でも私にとって、

それは最も贅沢で、最も誠実な関係だ。


同じ世界に引きずり込まれないこと。

相手の世界を壊さないこと。

自分の世界を守り続けること。


その上で、

同じ空間にいられること。


それは、

何かをするよりも、

何かを求めるよりも、

ずっと難しい。


同じ空間、別の世界。


その距離を保てる人となら、

私は長く、静かに並んでいられる。


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