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#13 四天王は2人いる。

 野を越え山越えた先の、灰色の風が駆ける荒地の中心にそびえ立つ、巨大な西洋風の古城。壁は黒いレンガ、鋭く尖った藍色の屋根が槍のように何本も天を刺している。一番高い槍は黒雲に隠れ、そこから大量の水の塊が降り注いでいた。


「これが帝王パストラ城!」


 豪風豪雨の中でポテトの声も掻き消えそうだ。


「急いで扉の前に行きましょう、そこなら雨は防げます!」


 勇者一行は急ぎ大扉の前まで走った。屋根から流れ落ちてくる滝をくぐり抜け、ようやく人心地がつく。


「ふぅ……遂に辿り着きましたね!」


 チエが言う。


「ああ、流石、魔界を制圧した帝王、城も立派だな。帝王を倒したなら、これを新たな魔王城にしてやろう」

「魔王さん、それは良いんですけど、あれ、何ですかね」


 田中が指差した先の地面には、何か穴が空いていた。上の屋根がギリ届いてないので、穴の中に雨粒が吸い込まれている。皆はその穴に近付いた。


「……ずいぶん深いな、底が見えんぞ」

「ワープホールか、もしくは罠でしょうか」

「よし、田中確かめてこい」

「え、何言っうわあああぁぁぁ押さなあああぁぁぁ」


 ドーン


「……何かあるかー?」

「――ゴミ――」

「成る程、ゴミ箱だったんですね……」


 チエが納得する。


「いやいや、どんだけ大規模なゴミ箱だよ!」

「そんなことより田中どーすんだよ」

「はぁ……イエソス」


 チエの呪文により田中が


「復活しました! ……あれ」


 ――沈黙。


「田中、何か声遠いんだけど、どこにいる?」

「帝王城の扉の内側に出ちゃったみたいです」

「マジか」


 魔王が城の扉を押すが、ウンともスンともポンとも言わない。


「ちゃんとノックしましょうよ」


 チエが言うのでポテトは頷き、扉をノックする。


 コンコン……


 コンコン――


「おっ、返ってきた!」

「あっすみません僕です」

「田中かよ!」


 そういえば田中は扉の向こうであった。


「でも扉が開かないんじゃあなぁ……あ、赤と青の石か」

「あっそれが必要だって作者が言ってましたね」


 物忘れの激しい勇者一行である。


「魔王、何かはめるとこない?」

「ここに凹がある」

「よし、はめるぞ」


 待ちに待った瞬間である。勇者ポテトが、激闘の末に手に入れた(?)赤と青の石。光輝く2つの石を扉のくぼみにはめ


「ギィ……」

「は?」


 石をはめてないのに扉が開いた。


 ――沈黙。


「何で?」

「いや、押してダメだったんで念のため引いたら」


 開いたというのか。


 扉の向こうから田中が顔を出し、「あっ開きました?」と呑気に聞いてくる。しばし拍子抜けする一行。ポテトが咳払いする。


「コホン。とにかく、僕達はやっと帝王城に辿り着いた。力を合わせて帝王パストラを打ち倒し、多額の富と轟く名声を……じゃねぇや、世界の平和を守ろう」

「今なんか邪念湧いてましたよね」

「最後に掛け声をかけるぞ。1、2、3、だーっ」

「だ、だーっ」

「1、え、だーっ」

「だーっだーっ」


 こうしてナンチャッテ勇者一行は帝王パストラを打ち倒すべく彼の牙城に乗り込んだのである――‼



× × ×



 帝王城の一室。ナゲット・シリウスは床に巨大な魔法陣を描いていた。そしてその中心に立ち、ビンを懐から取り出し、何かを垂らした。


 ゴッ、ドーン


 室内なのに赤い雷が落ちてきた。吹き荒ぶ風にナゲットは目を閉じる。そこに高圧的な声が響いた。


「大悪魔ケビン、召喚の儀に応じここに参上した!」(ここで作者は、きわどいことするなぁと思った人は、語り合いましょう)


 目を開けるとそこにいたのは……サングラスをかけたニワトリの頭の下にスーツを着た、悪魔であった。


「お前の願いは何だ」


 ナゲットは目の前に大悪魔がいる状況でも落ち着いていた。


「この城に、勇者一行が侵入した。そいつらを、この奥の部屋に入らせないで欲しい。大悪魔の戦闘力なら造作も無いだろう?」


 それどころか、挑発してみせる。大悪魔はそれに乗ることはしなかったが、少し目を細めて見せた。


「なぜそれを望む?」

「僕が――ためだ」


 ニワトリ頭はサングラスの奥の目をさらに細めて低く笑った。


「面白い。ところでお前は、悪魔との契約に代償があることを知っているな」

「勿論だ」

「ならばお前に与える代償は――だ」


 ナゲットが沈黙する。


「ふん、やはり怖いのか。人間は実に……」

「怖い?」


 悪魔の声をナゲットが遮った。


「怖い? はっ、面白い冗談だ! そんな代償で済むのなら安いくらいだ!」

「お前……あまり強がらなくてもいいんだぞ?」

「ちょい! 何ちょっと気遣ってるんだよ!」


 悪魔は頷いた。


「よし、その契約……受け取った! 面白い人間もいたものだ!」


 ケビンは「クックドゥードゥルドゥ―!」と叫んで煙と共に消えた。残されたナゲットはクククと笑う。


「これで……!」



× × ×



『四天王の部屋』


 帝王城の中、廊下の突き当りにある巨大な扉の横の壁に書いてある。


「四天王ってアレか、4人のボスを倒さなきゃいけないっていう」

「それ以外に何かあるかよ」

「俺の部下は4人で『四天王』ってバンドを組んでたぞ」

「要らない情報ありがとう」


 魔王とポテトのくだらないやり取りに田中が口をはさむ。


「ここ以外に行く場所も無さそうです。さっさと中に入りましょう。ボスがいるならさっさと撃破しましょう」

「そうとう雑だけど、それしか無いなら……」


 ポテトが扉に手を当てる。


「突破するだけだ」


 開いた。


「ヒャッハー! ここは通さねぇぜ!」


 金髪のヤンキー。手にはナイフ。


「……典型的な死亡フラグだが大丈夫なのか?」


 ポテトが呆れる。


「( ゜Д゜)ハァ? 死亡フラグ? 知らねぇよ! これを見てみろ」


 ヤンキーが取り出したのは大きいナイフ。何か黒い液体が付着している。身構える勇者一行。


「俺は四天王の1人、『ナイフ繰りのヤイヴァ』‼ ヒヒ……この黒い液体は猛毒なんだぜぇ……ヒーヒッヒ‼」


 ペロリ。


「あっ」


 ヤンキーさん、ナイフ舐めよった……。


「……」

「……」

「……」

「……」


 沈黙。


「……ブクブクブクブク‼」


 泡を吐いて絶命するナイフ繰りのヤイヴァ!


「うわ~。死亡フラグ散々建てといて自分で回収する自己完結、『一級建築士のヴィルド』を名乗った方が良いな! ほれ行くぞ」


 勇者一行は部屋を後にした。チエに関してはこのスレで一言も話していない。



× × ×



「ナイフ繰りのヤイヴァが死んだか」


 暗闇の中で呟く影。


「ふん。アイツは四天王の中でも最弱……」

「ここは私の出番のようですね」

「ねぇねぇ本当に大丈夫? 勇者だよ~勇者」

「あらら。私が勇者に後れを取るわけないじゃない」


 ハハハ、と部屋に笑い声がこだまする。


「頼もしい……。行ってくれ、あるいは俺らが出る必要はないだろう、ククク……」

「ちょっとぉ、1人くらい残しておいてよ……ボクも楽しみたいんだから」

「残念ね、アナタが楽しむ分までは確実に残ってないわよ」


 フフと笑って影は部屋を出て行った。



× × ×



「ほれ、次の部屋だ」


 ポテトが、少しはためらっても良さそうなものだが、さっさと扉を開けた。


 部屋にいるのは彩り鮮やかな衣装を着、顔面を白く塗ったボス。右手と左手には、ぬいぐるみ。いわゆる、パペットだ。


「(地声)よく来たな……ナイフ繰りのヤイヴァを倒せたのは幸運だったが、ここでその運も尽きるだろう!」

「(アルト)ボクがじっくり、いたぶってあげるよ!」

「(ソプラノ)あらあら、私をさしおいて何を言っているの」


 勇者一行、沈黙。


「怯えて声も出せないか、ハハハ」

「いえ、あの……その、前回に四天王の残り3人が会話していたような」


 チエが遠慮がちに言う。田中も頷き、


「まだ2人残ってますよね?」


 ――沈黙。


「いやいやいや、嘘だろ⁉」


 魔王とポテトが同時にツッコむ。ボスはなぜか下を向いて落ち込んでいる。


「昔はきっちり4人で四天王だったが、残り2人は過労死してしまったのだ……。あの頃は労働基準法なんてものも、無かった……」


 空気がしんみりする。ポテトはハンカチで涙を拭い、そのままゆっくりと部屋を出て行こうとし「おいおいおいおいどこへ行く⁉」とボスにツッコまれる。


「(地声)勝手に出て行くな!」

「(アルト)ボクを無視していこうなんて、」

「(ソプラノ)そううまく行くわけないじゃない」

「……ああっ、わずらわしい‼」


 ポテトがイライラ叫ぶ。懐から銀のナイフを取り出し、ボスに斬りかかる。が、ボスの右手のパペットから炎が飛び出した。泡を食ったポテトだったが田中が「マモル」叫んで盾を召喚し、火炎を防ぐ。


「(地声)俺は傀儡クグツ使いのカイラーイ」

「(アルト)吹雪使いのフリーズ」

「(ソプラノ)火炎竜巻のケーノ」

「何だかよく分からんが、まとめてぶっ潰す」


 ポテトが呟いた。最期の四天王と勇者一行の戦いが、今始まった……。


 傀儡使いのカイラーイの右手の火炎竜巻のケーノの爆炎がポテトを襲い、傀儡使いのカイラーイの左手の吹雪使いのフリーズのブリザードが田中を


「って文章読みにくいわ‼」

「(地声)何だ、文句でもあるのか⁉」

「『の』ばっかりなんだよ‼」

「(アルト)野原の松の林の陰の……」

「(ソプラノ)それは雨にも負けないあの詩でしょう」

「(地声)あれは厳密には日記のメモだけどな‼」


 頼まれてもいないのに、勝手に1人3役をするカイラーイさん。


「隙ありっ!」


 剣を構えて突進する魔王であったが炎で爆発四散した。


「ぐうっ」

「(ソプラノ)私達には所詮勝てないのよ」

「(アルト)あ~あ~つまんないの」

「(テノール)はっはっは」

「(バス)お~」

「いや後半2人のキャラはいないでしょ!」


 チエが思わず突っ込む。しかしカイラーイが圧倒的ば強さを誇っているのは明らかだった。


「くそ……実力負けしているな」

「だったら別の何かで勝てないでしょうか」


 田中が言う。


「(アルト)へぇ~なにで勝つっていうの?」


 カイラーイの左手が煽ってくるが、田中は言い放った。


「腹話術」


 ピリッ……場に緊張が走る。


「(地声)腹話術で俺に勝つ? 冗談だろう」

「(ソプラノ)いいえ、本気なのよ。愚かな子」

「(アルト)良いよ、やってやろうよ。それで惜敗して泣き叫べばいいのさ」


 田中は懐から何か取り出した。腕にはめるためのパペットではない。黄色い髪のキャラクターのフィギュア……。


「キュアイエローかよ」


「(地声)まずは俺からな……やあ、ケーノ!」

「(ソプラノ)あら、カイラーイ、どうしましたの?」

「(アルト)ねぇねぇ、ボクもいるよ~」


 カイラーイは広い声域と器用な手でパペットを操り、何やらコントっぽいものを演じている。だが、この勝負にはミソがある。


 この戦いの勝敗を誰がどう判定するのか――決定されていないということ。そしてこちらにはリアル人間が多数いる。パペットを幾つ操ったにしても、彼はしょせん1人だ。


 ポテトは速攻で、寝た。田中は既にキュアイエローのフィギュアと話している。魔王とチエはどこから取り出したものか、将棋を打っている。


「(地声)ってなわけで俺の友達はヨーヨーを食べたのさ」

「(アルト)いやいやそんなわけあるか~い!」

「(ソプラノ)どうも、ありがとうございました~」


 ――沈黙。


「(地声)……あの」


 ポテトは熟睡、田中は会話、魔王とチエは対戦中。


「(地声)……聞いてたか?」

「あ、終わりました? 次は私ですね」

「(裏声)田中、頑張ろう!」


 もう始まっている。


「(裏声)じゃあ田中、何かダジャレ言ってよ」

「都道府県を言ってください」

「(裏声)う~ん……千葉」

「千葉が一番!」


 田中の寒いギャグが飛ぶ。


「ぷっ、くくく……」

「はっはっは、傑作だ!」

「HAHAHA!」


 しかし残り3人が大爆笑する。カイラーイが顔を引き攣らせた。


「(裏声)愛媛!」

「愛媛に行ったらキャーって!」

「(裏声)え、悲鳴がしたの?」

「うわーはっはっは!」

「ひーっ、ひーっ!」


 いつの間にかポテトは、海外のコメディで使われる、あの笑い声をスマホで流している。


「(裏声)これ、私達勝ったんじゃない?」

「やりましたね、イエローちゃん!」


 田中とキュアイエロー(CV:田中)は喜んでいる。残り3人が歓声を上げた。傀儡使いのカイラーイは顔を歪め、叫ぶ。


「お前ら、卑怯だぞ!」

「勝負に乗ったのは事実でしょう?」

「(裏声)そうだそうだーっ♪」

「つまりこの勝負は最初から対等じゃないんですよ。演技力とか腹話術とか関係なく、こっちには仲間がいる……。1人の貴方は勝てるわけがない」


 カイラーイはギリリと歯ぎしりし、炎と吹雪を繰り出してくる。が、


「(裏声)じゃんけんぽん!」


 キュアイエロー(というか、田中)が強力な界雷で攻撃を打ち抜いた。黄金の光はそのままカイラーイを直撃し、吹き飛ばした。


「見ましたか、僕とキュアイエローの連携は!」


 頬を紅潮させて快哉を叫ぶ田中。


「お前、それ持つだけで使える魔法増えるのな」


 ポテトが呆れたように呟く。寝っ転がっていたのを起き上がり、「じゃ、行こうぜ」カイラーイに塩を撒いて出て行った。


「あ、待ってください!」

「(裏声)待って~」



× × ×



 薄暗い廊下を歩くポテト達に、突然声が降りかかる。


『おっと、四天王を倒したようだね』

「その声はパペットか」

『ナゲットだよ! さっきまでの戦いに引っ張られるな!』


 聞こえてきた、男にしては少し高めの特徴的な声は、あのナゲットのものだった。忘れてしまった読者の方々は、海賊のドランディアと言えば通じるだろうか。


『ふん、だけど君達は次の部屋で死ぬことになる』

「え? おかしいな、今朝のめざまし占いで、おうし座の運勢は1位だったのに」

「占い信用しすぎですよ……」


 呆れる田中。


「俺は12位だったぞ」


 なぜかいばる魔王。


『うるさいなぁもう! 次の部屋には悪魔がいる……運勢どうこうに関係なく、君達は悪魔に敗北するのさ……アハハ』


 ナゲットの高らかな笑い声が、愉快に廊下にこだまする。チエが律儀に手を挙げて、素朴な疑問を発した。


「悪魔ってどんなのですか?」

『ふ……それは人智を越えた存在。僕はある悪魔と契約し、その力で君達を叩き潰してもらくことにしたのさ! 悪魔は強い……人間には勝てない。地獄の業火に骨まで焼かれ、冥府の雷の怒りで砕け散り、あの世で後悔すればいいのさ!』

「ふむふむ」


 メモを取るチエ。


「ありがとうございました!」

『ちょ、ちょっと待て何でメモ取った⁉』

「ありがとうございました!」


 満面の笑みを浮かべるチエ。


『……どういたしましてっ⁉』


 半ばやけくそのナゲット。そのままブチッと放送がキレた。いや、キレたのはナゲットで、切れたのが放送か。


「何かとんでもないやつが出迎えてくれるようだな。おみやげ持ったか?」

「一応、水戸納豆はありますけど」

「よし。行くぞ!」


 納豆で悪魔を懐柔できると信じて疑わないポテトであった。


「水戸納豆持って来ました~♪」


 ポテトは扉を開けて早々言い放った。


「お、サンキュ」


 作者がポテトから水戸納豆を受け取る。


「いやぁこんなに美味しい納豆がありながら、なぜ茨城県は都道府県魅力度ランキングは最下位なんだろうなぁ……」

「あと茨城はアンコウも……って何で作者がここにおる⁉」


 ポテトが作者の手からパーン! と水戸納豆を叩き落とした。あらら……と言いながら納豆を拾う作者に、ポテトが尋ねる。


「悪魔がいるんじゃないの⁉ アンタ悪魔か⁉」

「落ち着いて。悪魔なら、ほらあっちに」


 作者が指差した先には、なるほど鳥頭の悪魔がいた。倒れて床に伏し、見るも無残にボロボロではあるが、確かに悪魔だ。


「いや何があったよ」

「鳥頭と言えば私が執筆中の『イロチ伝説』にも鳥頭の化け物が登場しますが、そちらとは全く関係ございません。ただ、そちらの『イロチ伝説』も力を入れて書いておりますので、よろしければ是非――」

「宣伝はいいんだって。何で悪魔が倒れている?」


 ポテトが追及すると作者は面倒そうに


「いやほらさ、最近『勇者ポテトの大冒険』って、敵が出てきて倒すってだけのテンプレになりつつあるじゃない? それは良くないと思ってさ、だったらもうラスボス戦に行かせちゃいたいのよ」

「そ、そんな理由で悪魔戦カットするのか」


 さすがのポテトも驚きを隠せない様子である。


「じゃあ、そういうわけで。ちゃお♪」


 作者は納豆を回収し、何かを撒いて消えた。これは……パセリ。花言葉は「お祭り気分」である。


「本当にその通りだな。さっさと行こうか」


 勇者一行の前の扉には「帝王パストラの個室」と書かれている。


「ようやくたどり着いた。グダグダした旅の終着点だ」


 ポテトの呟きに全員が強く頷く。


「さ、帝王だろうが何だろうがちゃっちゃと討伐するぞ」

 テンプレ化に対する危機感はあったみたいですね。

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