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16話 スーツの男と夜の薔薇

またまた、遅くなってしまった…

本当に申し訳ありません。

これからも頑張りますので応援よろしくです。

立ちすくむ私の後ろから、飛鳥(あすか)の叫び声が聞こえてきた。

「シム!!シムっ!!しっかりして!」

私の目には、飛鳥の腕に抱かれるシムの姿があった。

「し、シムさん…お、起きてくださいぃぃ」

ミラの声もシムには届いていないように見えた。

必死にミラが治癒力増強(ヒーリング・アップ)の魔法を使っているが、一向に起きる気配がしなかった。

「どうしてっ…どうして!!助けてくれなかったんですか!?」

飛鳥の悲痛な叫びに、スーツの男は答えた。

「簡単なことだ、私は我々の女王にしか興味がない、くわえて身分が我々の下である人間ごときの助けなど女王様の、命令でない限りしてやる義理がない。」

(うわぁー、感じの悪い奴だなぁ…)

「なんだと…てめぇ!!人間が下だと、助けてやる義理がないだと!!」

「ああ、そうだが?何か問題でも?」

「いいだろう…二度と人間にそんな態度がとれないように叩きのめす!!」

今にも戦争が起こりそうな予感がしたので二人の間に入って止めた。

私はスーツの男に何とかできるか話をすることにした。

「どうにかして、シムさんを助けてもらえないかな?」

「女王の命令とあらば仰せのままに。」

(できるのかぁーい)

と心で思ったのは内緒だ。

「りなちゃん、私はこの男は信用できない。」

そりゃそうだ、さっき身分が下だと言った男をすぐに信用するなどできるはずがない。

だが、スーツの男に頼らなければ、シムの命が危ないのは事実だ。

「気持ちはわかるけど、仲間を失うよりはましだよ。」

そういうと、飛鳥はいやそうに、シムをスーツの男に託した。

スーツの男は魔法を唱えて、シムを私たちに返した。

「女王様、また後日あらためてお伺いします。そして、女王のお仲間も、先程の無礼お許しください。」

そういうとスーツの男は私たちの返事を聞くことなく、消えた。

初めて書いた作品もようやく16話目になりました。

作品完結までがんばります!

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