表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男3人の異世界旅行記  作者: 知吉
7/45

7. 戦闘についての考察

7. 戦闘についての考察




Side:トモ


 異世界の森に飛ばされ、スライムと戦闘したらアキが模造刀凹ませた。俺もへこんだ。



「俺のKATANAがっ!!!」

「………だから、ごめんって言ってんじゃん」


 模造刀の使い方教えてなかった俺も悪いけど………


「さっき素振りして刀に振り回されてたのに、全力で岩に向かって振り下ろすか?ふつー」

「関羽さんみたいに全力で振り回してみたかったんだよ」


 ………ロマンか。俺も秘奥義ブッパしようとしたから強く言えねぇ。

 とりあえず、今出来る戦闘指示だけしとこうか。


「アキ、ちょっと模造刀貸して」

「取り上げたりしない?」


 男がカワイイ感じに言ってもキモイだけだぞ。てか


「………お前から見た俺ってそんなに鬼畜なん?」

「触手モノが好きなんだろ?」

「凌辱モノが好きなんだろ?」

「「きっちくー!」」


 親友2人が息を揃えて言ってくれた。





 イラァッ!!!


 突然だけど、重力魔法とか使えるか試してみたくなった。

 イメージはハロ○ドさんのあれ、大気圏外から落下する隕石で。


「クレイ○ーコメット!!!」

「「??」」


 1人は効果を知ってるだろうけど、すぐさま変化が起こらないので疑問符を浮かべる2人。

 そして――――


「魔法使おうとしてミスった―――


 アキの言葉をかき消して、流れ星が飛来した。


《ズドォンッ!!!》


 数キロ先を爆心地に指定した筈なのに、ここまで響く轟音と吹き荒れる強風。

 あっはっは、笑うしかねぇや。駄目だこれ、やっぱり禁呪だ。





「そんで、聞く姿勢は出来たかい」

「「はい」」


 意気消沈している2人。ここまでお灸据えるつもりじゃなかったんだけど………


「まぁいいや。そんでアキ、模造刀での攻撃方法だけど。突き主体でよろしく」

「突きって、某斎○さんの牙○しか思いつかないんだけど」

「○藤さんの○突って、アレ左手1本で水平に構える型じゃなかったっけ?」

「そうそう、る○剣のアレ」

「実際やったらわかるけど、片手で刀を水平に構えるってしんどいよ?」

「まじか。じゃあ試しに………やっべ、腕がプルプルする」

「だから、一般人には無理だっつってんの」


 あの漫画は超人だらけだから、一般人は入り込めないよ?


「今回は特殊だけど、俺が買ったのは模造刀で刃がついてないし、切先が細めだから戦闘時は突き主体でよろしく」


 刃は付いてないけど突きなら大概の相手には刺さるだろ。


「とりあえず、戦闘時は正眼に構え、右足を踏み込み、刀を突きだす。それだけ覚えといて」

「了解」

「ちなみに、明らかに相手のリーチが長いとか、スピードに追い付けないとかだったら下がって。軽く死ねると思うから」

「前衛が下がってどうすんの?」

「俺が牽制してユウが―――オイコラ、寝てんじゃねえよユウ」

「んぁ?終わった?」


 駄目だ、こいつ聞いてねぇ。


「………基本戦闘はアキとユウで何とかして。俺は周囲の警戒とかしてるから」

「「りょうかーい」」




 この、お気楽2人組め。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ