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ふじぱんの戯れ事9 主人公像の考察

  さて、過去にやるとかいっておきながら放置していたネタを消化……もとい、脚光を浴びせましょう。

  今回の話題は、主人公の人物像です。


  まあ、やっちゃいけない主人公に関しては、すでに語り足りないけれど語っています。

  んでは、どんな主人公ならいいのかというやつを検証してみましょう。


  まあ、ヒット作品を手に取って見れば一目瞭然。  ここで語るまでもないかも知れません。


  あえてあげるならこんな感じですかね。


 1、 平々凡々。


  スタートラインでは天才でもバカでもない一般人。  若干平均より劣っているでもこれに分類できますか。

  このパターンは人より好奇心が大なり小なり大きいばかりに物語の事件に巻き込まれてしまうタイプなので、物語が進行しやすいです。


  読者としては、自分をその身に委ねて物語を進行できます。

  やがて人間性、柔軟な思考、ジャンルによっては戦闘力に人望などと、成長要素が期待できるキャラクターですね。


  初期では内向的で自分の判断では到底動けなかった娘が、話が進行するうちに、勇気や度胸を兼ねて行き、しまいには思い人に告白出来るようになる。


  初期では、強い奴の陰に隠れ、強敵に出会ったら逃げるような戦力外、もしくは雑魚もいいとこだった人が、終盤でついにラスボスと対峙し致命的な一撃を与えたり、倒したりとか。


  成長するというプロセスの楽しみというか、成長した後の結果というか……、なんとなくニュアンスはわかりますかね?


  つまり、ゲームのRPG(対戦車歩兵砲ではありません)と一緒ですね。  経験値を貯めてレベルアップ。

  こんな作品は好きな人は好きです。

  私も好きですね。


  2、人が憧れる職業


  刑事に探偵、軍人に忍者、海賊、騎士に王族にスパイにスポーツ選手にアイドル、売れっ子歌手に、高校生。

  上げればきりがないですね。

  称賛されて嫌な人はあんまりいないでしょう。  また、やっている事が傍目かっこよい職業とかも自分が物語の主人公として疑似体験できますから、面白かったりします。

  推理小説とかでもよくありますよね。  探偵や刑事が、事件の痕跡を元に犯人、凶器、動機などを読者と一緒に推理していく。

  現実世界で体験できないことが題材ですから、読んでて楽しいです。


  そこにほんのりと、現実を生きる人に共感を持たせる欠点。  日本人でいえば、きまじめで頑固だとか、マイペースすぎるだとか、興味あることは全力で取り組むけど興味ないことは全く興味を示さないとか、守銭奴だとかを付加することで、いい味がでます。

  社会問題でもいいですね。  離婚問題を抱える夫婦やら、結婚したがらない若者世代とか。


  3、才能型


  これは、最近の風潮ですね。  勝利=友情+努力の計算式にさらにプラスアルファとして才能、もしくは遺伝とかも付加されております。



  流行っているということは、きっと読者を引き付ける何かがあるのだと思います。

  私では計りきれませんのでコメントは差し控えさせていただきます。  これの魅力はわかんないのでとりあえず沈黙を選択するということでご勘弁を。


  4、実在人物


  創作のネタになるくらい魅力的な実在人物ですね。  その人の見るもの、聞くもの、考え、筆者独自の創作部位に対して、こんな反応をするだろうという見解と……。

  もしくは、パラレルワールド。   IFの世界で、もし仮にこの人が死ななかったら、とか……、この戦いの勝敗が逆転していたら……とかですね。  歴史的ロマンをひもとくようで、読んでいる読者も楽しくなります。

  と、まあ……、まだまだいろんなタイプの主人公がいます。

  ちなみに追記なのですが、よく一対複数の恋愛もの(私はこういう作品をハーレム小説と読んでます)には、優柔不断のキャラ、もくしは朴念仁と相場が決まっています。

  たくさんの異性が主人公を取り合うという大前提があるため、主人公の性格設定はそうなりやすいです。

  ただ、得てして同性読者からは嫌われますね。

  優柔不断すぎてイライラする、とか、なんでこの人を選ぶんだよ、とか……。

  この手の主人公が読者に人格面を認められるって、まずないかな……っと。

  ハーレムである以上、滅多に読者から好かれるのは難しいです。  この場合は、読者の支持は諦めた方が無難ですかね。

  異性の主人公に対して恋心すらいだいていない人から見たらこんな主人公って、極悪人もいいところです。

  さらに悪く言ってしまえば、期待させるだけ期待させといて最終的にはお預けを喰らう。

  リアルにこんなのいたら私は軽蔑の対象です。  読者に嫌われる要因の一つですね。


  この場合は、主人公に魅力付加は捨てて異性キャラに主人公に付加すべき魅力作りが必要です。  読む人はありたいてい、主人公なんてどうでもいいと思っている人は多いと思いますから。


  あ……。  誤解されるまえに言っておきます。  ハーレム作品はおもしろいものはおもしろいです。  異性キャラに魅力ありますから。

  私はこの場合、異性キャラを見に行っていると断言します。


  とまあ、当たり前の事しか書けないので、取りあえず放置していたネタでしたが、この辺りで……。


  主人公は、読者の分身か、世界の語りべ。 

  他にも役割はあるかもしれませんが、私程度の認識はこんなものです。  相変わらず独断と偏見の域をでておりませんね……。


  それでは、次回お会いしましょう。

 

  次回は、段落について検証を行いたいと思います。

  まさかリクエストを貰えるとは、夢にも思っておりませんでしたが、初リクエスト。

  気合いをいれてがんばります。

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