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『嫁の速記を褒める猫』

作者: 成城速記部
掲載日:2025/12/19

 ある家で一匹の猫を飼っていた。誰からもらったのか、どこで拾ったのか、誰も知らなかったから、かなり前からその家にいたものと思われる。この家に来た嫁が、速記の練習をしていると、猫が人の言葉を話して、ああよく書けたよく書けたと褒めた。嫁は驚いて夫にそのことを告げ、あんな化け猫を飼っていると、何が起こるかわからないから、早く殺してほしい、と訴えた。夫は、初めのうち、嫁の言うことを信じようともしなかったが、余りに気味悪がるので、嫁の言うとおりにしてやって、畑の隅に埋めた。

 翌年、その畑から、大層立派なカボチャが実ったので、喜んで食べると、たちまち当たって、死ぬほどの苦しみを味わったという。



教訓:実際に死んだ猫のことを思えば、死ぬほどの苦しみなど安いものである。

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