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アサシン装備

行きつけのマジックアイテム屋に入る。

ここに来る時は殆どが売却の為

しかし今日は購入予定の客としての来店

この店は、そこそこ広くて、前世で言えば質屋のような感覚

買い取りカウンターと並んで販売レジがある。

冒険者用コーナー、一般人向けコーナー、ジャンク品コーナーと

大きく三つに分かれていて各々カテゴリ分けされている。

例えば冒険者だと職業と、武器・防具・アクセサリ等

とても分り易いディスプレイとなっている。

当然目的はアサシン装備なのでアサシンコーナーへ

様々な装備がショウケースに展示されていた。

服を見ると、とても地味な色合いの物ばかり

当たり前と言えば当たり前、目立つアサシンとか

普通にアサシン失格というわけで

地味な服を次々と眺めて行く。

あるタグのついた服で足を止めた。

エンチャント性能

攻撃力 Aランク

防御力 Aランク

回避力 Aランク

速度  Aランク

器用さ Aランク

幸運  Aランク

とんでもない性能。でもお高いんでしょう?

値札を見ると金貨2枚。この性能でこの値段は安すぎると言ってもいい

ただセパレートではなく上下合わせなのでこの値段に留まっているともいえる。

これが売れ残っているのは恐らくデザインにも問題がありそう。

前世で例えると旧スク水と呼ばれていたものに酷似している。紺色だし。

それに加えフラダンサーが付けているような腰ミノの前空きタイプ

これは…特殊性癖の人に対する、あたシコってやつ…?

個人的には満更でもないけど、寒い地方とか氷のダンジョンでは厳しそう。

まぁそんな所へ行くときはその時に考えればいいか。

これはキープ。店員さんに伝えておこう。

店員さんに伝えると商品を持ってカウンターの方へ行った。

さて、武器だね。

アサシンの武器は色々ある

ダガーにサーベルにカタナ、弓に、投擲武器

色々あるなぁ。

ん?見慣れない武器がある。

二等辺三角形の様に尖った刃に柄?なのかな

装飾の施された持ち手のように思える柄で

2つで一対になっている武器。

店員さんに説明を聞いてみる。

何でも東の方の武器でカタールと呼ばれているらしい

柄のように見えた部分はやはり柄で

そこを握って刃先で突き刺す刺突武器との事。

実際に使用方法を店員さんがデモンストレーションしてくれた。

近距離戦の短い槍のイメージ!バチクソカッコいい!

愛用武器はカタールに決めた!

暫く物色していると

片方の柄には緑色のエメラルド

もう片方の柄にはルビー

ルビーは力の象徴エメラルドは器用の象徴

エンチャント性能

攻撃力 A+ランク

回避力 Aランク

速度  Aランク

器用さ A+ランク

幸運  Aランク

文句なしの性能で柄の装飾も上品な一品

お値段は…と…金貨10枚…。

お高い。でも買えない値段ではない。

店員さんに購入の意思を伝えるとショウケースから出し

一緒にレジカウンターへと向かった。

「それでは合わせて、金貨12枚となりますが宜しいでしょうか?」

店員さんの問いに

バックパックから金貨12枚を取り出し

「はい、これで宜しいでしょうか?」

カウンターに金貨を置く。

「はい、確かに、毎度ありがとうございます。包装のお時間を少し頂いても?」

店員さんは言った。

「はい、お待ちしております。」

そう返事をすると店内を見回した。

改めてここは分かりやすいし便利だなーそう思っていると

「毎度ありがとうございます、またのお越しをお待ちしております。」

店員さんは言い商品の包装を渡してくれた

「こちらこそ、また宜しくお願いします。」

体の割に大きな包装紙を抱っこするように抱え店を出た。

宿屋へ戻ると早速開封して、試着をしてみる。

うん、動きやすい、速度Aランクの効果は直ぐに実感できた

カタールを鞘から抜き構える

店員さんのデモンストレーションのように見様見真似で動いてみる

なるほど、こんな感じか。

そして眠りについた。夜が過ぎ、翌朝となった。

目指すはアンデッドコリドーBF2

入り口の暗闇で目を慣らして、BF2へ向かう

階段を降りそのままコリドーを周回予定

早速スケルトン2体が出てきた。

鞘からカタールを抜き距離を詰め刺突する

速度も乗って連撃が可能になっている。

ガガガガガッ!スケルトンを支えている骨の部位を狙うと

あっという間に床に崩れ落ちる。

もう一体のスケルトンが剣を振りかぶる

遅い!

剣を振り上げ無防備になっている横に回り込み

カタールの連撃を打ち込む

ガガガガガッ!

2体ともガラガラと石畳に崩れ落ちる。

余裕だなと思ったものの、今までは奇襲による戦闘だったため

対峙しての攻撃になれるため、鍵を開け罠を解除しつつ周回した。

(時間経過)

うん、こんなもんか。

これからは全てバランスよく育ちそうなダンジョンをチョイスして

周回しようかなと思った。

帰還のスクロールを使いマジックアイテム屋の前に帰還した。

自分で鑑定しなくてもここで鑑定してもらえば、まず間違いはないだろう。

そのまま買い取りカウンターへ鍵開けで取得したマジックアイテムを

並べると店員さんは鑑定をしてゆく

「買い取り銀貨263枚になりますが宜しいでしょうか?」

「はいお願いします。」そう言うと出された銀貨263枚をバックパックに入れ

マジックアイテム屋を後にした。

なんか今日は冒険者したって感じだ。そう思った。

宿屋で食事をとり、シャワーを浴びアサシンスーツを洗い部屋干しした。

髪の毛が自然乾燥する頃には眠気が来ていた。

今日は体を動かしたからね、疲れているのだろう。

明日、筋肉痛が来なければいいな…そんな事を考えながら眠りについた。

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