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第21話 避難所での話【前編】

 体育館に入ると、プライバシー確保のためか段ボールで仕切り作りをしている大人達の姿があった。

 僕達が入ってくるのを見ていたのか、中年の賢そうな男性が仕切り作りを中断して笑顔で話しかけてきた。


 「こんばんは、凄い雨だね、怪我とかしてない?」


 僕は相槌を打つ。


 「こんばんは、怪我はしてません」

 「それは良かった、あ、もし暇なら作業を手伝ってくれるととても嬉しいんだけど手伝ってくれる?」


 絵美の方に目を向けて見ると、頭を縦に振っていたので、手伝うことに決めた。


 「手伝います」

 「ありがとう、若い人が来てくれて助かったよ」


 中年の男性は笑みを浮かべながらそう言った。


 「あ、そういえば自己紹介がまだだったね、私の名前は吉田陽一と言うよ、陽一って言ってくれて構わないよ」


 凄い明るい名前だな。いい人そうで安心。


 「僕の名前は木村勉って言います、勉って呼んでください」


 僕が自己紹介をすると、絵美も続いた。


 「私の名前は大西絵美です、呼び名は何でも良いです!」

 「よろしくね、早速だけど……勉くんと絵美ちゃんは、ステージに積んである段ボールを持ってきてくれるかな? 仕切りを作るのは大人がしっかりやるからね」


 仕切り作りはやらせないのか、カッターとか刃物を使って怪我をされたら困るとかそういう理由でやらせられないのかな? まあなんでもいいか。


 「わかりました! 持ってきます!」


 絵美と小走りでステージに向かい、畳んである段ボールが積まれている所に着いた。たぶん1メートルくらい積まれている。


 「この量なら、二人で半分ずつ持てば一気に運べそうじゃない?」


 絵美は頭を縦に振って言った。


 「確かに運べそうだね、そうしょう!」


 同意を確認したところで僕は段ボールを半分くらい持って一旦下に下ろした。


 「どっちがいい?」

 「勉が下したやつ持ちたい!」

 「わかった、じゃあ僕はこっち持つね」


 段ボールを持ち、陽一さんの所に小走りで戻り、段ボールを下した。


 「ありがとう、もう手伝いは大丈夫だよ、後はゆっくり休んでていいよ」

 「ありがとうございます」


 思ったより早く手伝いが終わってしまった、仕切りが完成するまで体育館の隅っこにでもいようかな。


 「絵美、仕切り完成するまで隅っこで休憩する?」

 「うん、そうする!」

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