第16話 泊まりの準備
「今日泊まりで勉強したい」
絵美がぼそっと言った。
ちょっと待って、今泊まりで勉強したいって言った? 聞き間違い?
「えっと……もう1回言ってくれない?」
「泊まりで勉強したい……」
どうやら聞き間違いではなさそうだ。
「まぁ絵美がいいならいいけど」
「やった」
あ、寝る場所どうしようか。
「寝る場所とかどうする?」
「あー寝る場所」
絵美は少し考える……。
「自分の部屋から布団は持ってきて、ここのソファで寝るね」
僕は後ろにあるソファを見た、いやここに寝かせるのはちょっと嫌だな。
「うーん、僕のベットで寝るとかは? ソファは僕が使うよ」
「え、いいの?」
「うん、僕はソファで寝るからさ、布団とかは持ってきてもらって」
「まぁ、ありがとう……」
あとは昼ご飯、夜ご飯問題か。
「あ、ご飯どうする? 僕作る?」
「作って!」
「了解」
作るのはいいけど2人分の食事あるかな、あとで冷蔵庫見るか。
「私ちょっと泊まる準備してきてもいい?」
「え? 了解」
「ありがとう、じゃあ一旦部屋戻るね!」
絵美は早歩きで部屋を出て行った。
「とりあえず冷蔵庫の確認しようかな」
冷蔵庫を見てみると、明らかに2人分の食材がない。どうしよう。
デリバリーでも頼むか? いやこんな天気悪い日に頼むのも悪いな。でもたしか天気悪い日に仕事すると給料上がるとか聞いたことがあるな。
冷蔵庫を開けっ放しで考えていたら、冷蔵庫から警告音が鳴ったので急いで閉める。
「こんな音鳴るんだな、初めて鳴ったからちょっと焦った……」
元の位置に戻って少し経ち、インターフォンが鳴ったので急いでドアを開けた。
「重いからちょっと手伝ってほしい……」
絵美は布団を左手で持ちながら右手でビニール袋3枚を持っていた。
「お、重かったよね!? ビニール袋全部持つよ」
「ありがとう、助かる」
絵美は勉にビニール袋3つを渡した。
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