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いろいろな短編

Hit the road, Jaywalker

作者: ださいやさい

A市B区C街道。

精衛東路と中山北路の交差した十字路は、僕が网吧(ネットバー)に行くたびに通るところだ。学院の期末テスト対策も一段落して、しばらく教室や図書館に立ち寄る考えもない。

134秒…僕が片道4車線の広い道の中の、島のような安全地帯に立って、横断歩道の信号機を見てイライラする。隣にいる女の子がスマホの画面をじっーと見て立ち止まっているが、すでに早い速度で駆けてくる電動スクーターの何台かが勝手に赤信号を無視して去っていった。

左よし、右よし。

炎天下でバカのように立ちたくないなぁ。汗だくTシャーツを着たらなおさらだ。


僕がジョギングして2車線分を渡ったところ、街路樹のある路側帯の陰に蔵青い車が徐々に止まった。その車から人がおりて、腰を伸ばして歩いてきた。旗を手に握っていて、薄青いシャーツを着て、白い帽子をかぶる人だった。この国の交通警察の象徴だ。

「信号無視したから、30分ボランティアをしたら、50元の反則金をとらない」

50元というのは网吧での1週間分の席料ほど大金だぞ!

僕は頭を下げて、旗をお巡りさんからもらった。それはまだしも、警察に頭を下げるシーンは先の女の子に撮られてしまった。最悪だ。


「全国文明城市にあなたの協力も、青信号になってから渡ろう」

僕は元気のない声でスローガンを棒読みしながら、旗を振る。




このとき、

ダンプカーが安全地帯に走ってきて、僕の手の中の旗で時間を止めて誰かを救った。

実は蔵青い車の正体がユーフォだったりして、交通警察と装った宇宙人が地球人との交流の僕の協力を求めた。

あるいは、旗にロジウムが夹まれていたりして、交通警察と装った強盗が贓品を隠すために、僕を陥れた。

幸い、安全地帯の地下から古代の皇帝がキョンシーと化して地面を破って襲ってこなかった。



という展開を想像して、何とか時間を潰した。

カミカゼ電動スクーター集団以外は、みんないい子だった。

半透明な白い顔のした坊主刈りの子どもが僕にうなづいたきがする。気のせいかな?

タッチパッドの不具合で誤削除した適当書きは「Ctrl+Shift+T」で復活した

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