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二度とお越し下さいませぬよう

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

何でも許せる方向けの、私の暴言です。

レジ打ち時代を思い出したんです。

カップルのイチャつきを見ても、特に何も思わない。せいぜい『よくこんなところでキスするなぁ……(•ᴗ•; )』程度である。だが、だが!!


私は学生時代、レジ打ちのアルバイトをしていた。本日はクリスマス故に繁盛期。多くのお客様が長蛇の列を作っていらしてる。

クリスマスに何をなさるの? 教会へ行かれないの? ゆっくりと御家族でお過ごしにならないの? と言った疑問派腹の中に閉じ込めて、延々とレジを打つ。兎に角レジを打つ。

そんな時にこんなカップルがいらした。ずっと手を組んでいる。レジを打つ際にもずっとキスを互いにし合っている。それを横目で見ながら延々とレジを打つ。

配置はどうか? これは品を傷つけないか? 卵の上に肉を乗せるのはあり? 私はあり!! そんな事をしながらレジが終わった。

「お会計、○○円で御座います」

お金を出す。

「ポイントカードはお持ちで御座いましょうか?」

返事がない。二人の世界に没頭して、腕を絡ませて、キスをする。

……私は冷静に、務めて冷静に。

「ポイントカードは、お持ちで、御座いましょうか」

すると慌てて財布を出し。皿の上に投げ捨てた。

後ろのお客様を拝見する。少し困った顔で、私達を見据えていた。お待たせしております。

――貴方様達が何よりも恋人を愛しているということは、分かります。ですが、私にとっては貴方様も、その後列に並びに行くお客様も、対等にお客様で御座います。優劣を付けるべき存在では御座いません。

故、二人だけの世界に入って、後続のお客様にご迷惑を描ける行ないは、御遠慮願います。

そう、内心罵倒して、会計を済ませる。

「また、どうぞお越し下さいませ」

他のお客様に迷惑をかける人なんて、私にとっては客じゃない。でも、でも……金を落とされた時点で、そんなのは我儘なんだ。

だから……。

「大変、お待たせをしています。いらっしゃらいませ」

困惑なされたお客様の精神が、少しでも落ち着かれる様に。声掛けを、深々としたお辞儀を、忘れてはいけないんだ。

私に対しても優しくして頂きたいと常常思っております。しかし、それ以上にお客様の事を大切になさって下さい。

レジ打ちって凄いんですよ。


停止板投げられるし、値下げしろよ。のクレーム来るし、馬鹿じゃないのか。の暴言を吐かれた事もあります。

同僚の方々は厳しくも優しい接して下さいましたが、ごく一部の方々のこれらは、ぶっちゃけ苦しかった。


それでも金を落とされている以上はお客様です。

出禁の権限は私には御座いません。


けれども、自分の世界に没頭して、周りのお客様を考えないのは、度し難い。本当に度し難い。

お客様は、貴方方だけではないのです。

という思いを抱いた事が御座います。


長い暴言、本当に失礼致しました。

けれども、私からすれば、全て平等にお客様です。

そのことは、どうか心にと止めて頂きますよう。

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