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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
長距離トラック時代
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ドアチャイム






長距離トラックと言っても、路線便と貸切便では仕事の形態が全く違う。



貸切便の場合、拠点を持っていれば、積みこみ場所はある程度決まった所になるが、行き先は初めて行く場所であることが多い。


また定期便と違って到着時間が決まっている訳ではなく、『朝イチ』とか『午前中』とか『午後』等の指定がある位だった。




その為、一番最初に降ろす所へは夜中のうちに着けておき、会社が始まったらすぐに降ろせるようにしていた。



朝になると、降ろし地の会社の人が、トラックの窓を叩いて起こしてくれる。



それが日常だったが、ある時ひらめいた。



俺は早速ホームセンターに行くと、ドアチャイムを買ってきた。


玄関と勝手口と二ヶ所にボタンを付けられ、音が違うタイプだ。



スピーカー部分はトラックのベッドに置き、ボタンの裏側にマグネットを着けて、寝るときだけ外に出すようにした。



また、『ご用のかたはボタンを押してください』というプレートもマグネットで取り外し出来るようにした。






『ピンポーン』




お、この音は左側だ




目覚めた俺はカーテンを開いて顔を出す。




『おはようございます。』




俺が挨拶すると、配達先の会社の人は、



『これ、本当に鳴るんだねぇ。』




と言いながら面白そうに笑っている。




こんな感じの日常になると、目覚めが良くなった(笑)



.


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― 新着の感想 ―
[良い点] もう、家ですね。 キャンピングカーでもチャイムはない。(笑) [気になる点] こういうのって、みんな運転席側からチャイムを鳴らすんじゃあないかなぁ。
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