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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
引越屋アゲイン つづき
36/136

次の職場





当時仲の良かった年下の同僚がいた。


彼と良く話していたのは、『いつまでも運転手のバイトじゃ駄目だよね』ということ。




『何か手に職着けたいよね。』




ということ。




世はバブル絶頂期。



景気のいい話しは、いくらでも転がっていた中、運送業界は完全に蚊帳の外だった。



後にバブルが崩壊してから、『え?世の中ってそんなに景気良かったの?』と知った位だ。



引越の繁忙期が終わって暇になり始めた頃、彼と二人で電気工事会社の面接に行った。



一人立ちするようになれば、かなり稼げると言う話を聞いたからだ。




面接先の会社は伸び盛りで、人手が欲しいらしく、いつからでも歓迎すると言ってくれた。



俺達は『よろしくお願いします。』と言って、その会社をあとにした。




『いつから行く?』とその同僚に聞くと、『おれ、やっぱやめとくわ。』




えー!




俺は二人で行く気満々だったのに……



さっき、『よろしくお願いします』って言ってたじゃん!




と、思いながらも、突っ込みはしなかった。





しかし、俺は人の良さそうな笑顔の社長に断ること等出来るわけもなく、後に一人で入社することになったのだった。




……一人は結構不安なんだよ……




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― 新着の感想 ―
[良い点] まっすぐですねぇ! 恋も、仕事も! そして、ぜんぜん違う職種に行ったのですね。 [気になる点] 引越し屋に戻っても良かったのに。
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