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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
引越屋時代
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洗濯機の災難






その日は鎌倉の雑木林に囲まれた一軒家で作業をしていた。




その時のリーダーは、その大手引越センターを立ち上げた頃からいる人で、元極道。



数々の武勇伝を持っているツワモノにも関わらず、クモが苦手というオチャメさも持ち合わせていた。




あらかた段ボールを出し終えると、次は大物の搬出だ。




引越作業は手渡しのリレー形式なので、手にした荷物は次の人にドンドン渡していく。




とはいえ、バケツリレーのように、その場から動かずに手だけ動かすのではなく、お互いに歩きながら、次の人に出合った所で渡すという形になる。




大きいタンスや冷蔵庫などは二人で持つが、軽目のタンスや洗濯機は一人で持つのが当たり前だった。



順調に作業が進み、バイトから、そのリーダーに洗濯機が渡された。




リーダーは洗濯機を抱えて歩き始め、次のバイトに渡そうとした時、洗濯機の裏側に潜んでいたクモが、カサカサと出てきた。





『ウワァ~ッ!!』




そのリーダーは、クモが手に移る刹那、洗濯機を放り投げた!






こっぱみじんこ……






その場にいたみんなは、



目が点。





いや、あの……




何も投げんでも……





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