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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
○野自動車 2
134/136

まだ続く水難







最大二年の満了まで残りわずかとなった長期休暇。



俺はいつものように自転車でノンビリと自宅アパートに帰った。



ボロアパートとはいえ、もう20年も住んでいた我が家。


住めば都とはよく言ったもので、久しぶりにノンビリと羽を伸ばせる………はずだった。




自転車を玄関前の所定の位置に置き、部屋の鍵を開ける。




空き巣に入られて以来、シッカリと鍵はかけてあるので、なんの問題も無い…………はずだった。





……ん?




なんだ?この臭い?




カビくさい?





部屋に入って確かめると、台所の天井付近から壁にかけてあちこちにカビが生えていた。





よく見ると、上の部屋から水漏れしたであろうシミがあり、そこにカビが生えていたのだ。




この部屋に住み始めてから、すでに二回、上の部屋からの水漏れを経験している。




一度は冬に水道が凍っていて、蛇口を開けたまま外出したため、漏水。




二度目は、洗濯場の排水口が詰まった為の漏水。




そして今回は長期留守中の出来事なので、詳細は不明だったが、同じ敷地内の大家さんに報告。




すでに上の家は退去していたため、責任を求めることも出来ず、大家さんに漏水なので、壁の中までカビが生えている可能性を伝えたが、特に点検する様子もなかった為、退去の際に壁の修繕費などはもちまんよと伝えるにとどまった。





とりあえず窓を全開にして、表面のカビだけ拭いてカビ臭さを取ろうとしたが、中々消えるはずもなく、予定より早く会社の寮に戻る羽目になった。





女難なら甘んじて受けたい気がしないでもないでもないが、水難は勘弁して欲しいと思うのだった。








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