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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
○野自動車 2
133/136

太鼓?






その日、



ロフトで寝ていた俺は、何やら太鼓の夢を見ていた。



いや、自分が太鼓を叩いているとかでは無く、どこかから聞こえてくる太鼓の音をなんとなく聞いている夢だ。



夢……と言うより、ただまどろんでいて、なんとなく太鼓と認識している音を聞いているという感じだったかもしれない。



段々と意識がハッキリしてきて、目を覚ました俺は、いまだに太鼓の音が続いている事に違和感を覚え、ロフトを出ると音のする方へ向かった。




その音源は玄関から続く通路脇のキッチン部分だった。



天井から滴る水滴が、電熱版(電気コンロ)を叩く音だったのだ。



結構な勢いで水が滴っていたので、激しく太鼓を叩くような音になっていたのだ。



俺はすぐにアパートの上の階へ行き、チャイムを鳴らしたが、誰も出てこない。



その日の俺は夜勤だったので、就寝時間は昼間。



多分、仕事に行っているのだろうと思い、会社の担当部署に電話で状況を伝えた。




担当の人がきて上の部屋を確認したところ、蛇口を閉め忘れて、シンクから水が溢れていたらしい。



おかげでこちらは玄関まで水浸しだ。




とんだ太鼓騒動だったが、俺の水難がまだ続くとは、誰もスルメー……スルメ?



いやいや、誰もシウマイ……シウマイ?





と、ボケてる場合ではないことが、後日明らかになる。







.

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