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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
ちょっと脱線☆回想編(大阪)
127/136

イタズラ







露店商では、お好み焼きやたこ焼き、焼きそば等の食べ物の他にも、お馴染みの金魚釣りやヨーヨー釣り等があるが、夏の祭りでは花火を売る店もあった。




俺はその日、おばさんの花火屋の手伝いをしていた。




とても大きな祭りで、通路の両側にはズラッと露天が並び、その間は多くの通行人でごった返していた。




足元も見えないほどの人出の中、いかにも悪ガキという感じの小学生が三人で花火を買いに来た。




彼らが買ったのは、クラッカーボール。いわゆるかんしゃく玉といわれるやつだ。



通常、壁や地面に投げて破裂させて遊ぶものだが、彼らはそれを買うと、店の横にしゃがみこんで、なにやら悪巧みをしているようだった。





何してるんだろ?と思ったが、店も忙しく対応に追われていると、混雑している人混みの中から『パン!』という破裂音と『キャッ!』という悲鳴があちこちから上がり、騒然となった。




悪ガキ達がクラッカーボールを人混みの中に転がして撒いたのだ。



それを知らずにヒールや革靴等で踏むと破裂する。




悪いこと考えるなぁと、ある意味感心してしまった。




こんなイタズラをしても、さしたる問題にならなかったこの頃の方が、ある意味平和だったのかもしれない。




.


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― 新着の感想 ―
[良い点] なつかしい。 かんしゃく玉は、よく道路に巻かれてました。 車が通ると破裂する。 でもそんなのは日常で、だれも驚かなかったし、車も止まらなかったし、文句を言う大人もいませんでした。 今やった…
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