同一労働格差賃金
ここで期間従業員として働き出してから知ったのだが、同じ部署の中にも、【正社員】【直接雇用の期間従業員】【派遣会社雇用の期間従業員】【協力会社の応援社員】と、様々な雇用形態があることを知った。
メーカーの正社員が一番待遇がいいのは当然だが、直接雇用のの俺達に比べて、派遣会社経由の期間従業員は、待遇が落ちる事を知った。
給料の単価が安い上に、寮費や光熱費もかかるという。
俺達直接雇用の期間従業員は、寮費も光熱費もかからなかったから、それだけでもかなり違う。
そして、特筆すべきは、協力会社だ。
俺がいた部署には、運送会社から応援に来ている人と、部品メーカーから応援に来ている人がいた。
この人達は、所属する会社の給料体系に準じているため、同じ仕事をしていても格差があった。
運送会社から応援に来ている人は、元々の給料プラス、自分が働いている会社では無かった深夜手当や交代手当などが着くため、自分の所で働いているよりかなり高給になると驚いていた。
部品メーカーから来た人は、元々の給料がそれほど高くない上に、元々の仕事でも夜勤のの手当などはあったため、それほど変わらないという。
運送会社から応援に著ている人は、年収にしてしまうとボーナスの額が違うので、メーカーの正社員にはかなわないまでも、月給でいうと、メーカーの若い社員よりはかなり高給になると言っていた。
同じメーカーの工場で働いていても、正社員>上位協力会社の応援社員>下位協力会社の応援社員>直接雇用の期間従業員>派遣会社経由の期間従業員>派遣社員>アルバイトと、かなりの格差社会になっているようだった。
それを考えると、最初に面接に行った派遣会社経由の期間従業員にならなくて良かったと、ホッと胸をなで下ろすのであった。
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