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のほほん見聞録  作者: ヒロっぴ
タクシー乗務 後編
111/136

泣く泣く断念





タクシーの仕事を始めて3ヶ月……




いよいよ岐路に立たされた。




面接の時には、年収600万程度は稼げると聞いていたが、入社が決まって実際の入社日までの間に東日本大震災が起こり、状況は一変した。



日本全体を覆った自粛ムードにより、夜に飲み歩く人が激減。





タクシーは夕方から夜にかけての売り上げが大半を閉めるので、これはキツイ。




ベテランのドライバーでさえ稼げないと嘆くなか、入社以来俺の給料は毎月手取りで十万円程度だった。




家賃と光熱費だけでもマイナスだ。





光熱費の支払いも滞り、家賃すらも払えなくなり、今度の展望も見いだせない中、転職を考えるしかなくなっていた。





仕事を続けながら転職先を探す等と、悠長な事は言ってられない。





取りあえずの現金を稼がなければ、生活が立ち行かないのだ。





俺は日銭を稼げるアルバイト先を見つけると、タクシーの仕事を断念する選択をした。





そのアルバイトとは、高速道路の規制をメインに交通整理を行う警備会社だった。





三日間の有給の研修を受けた後、日銭を稼ぎながら、次の仕事を探す算段だったのだ。






こうして、俺のタクシー業務は三ヶ月で幕を閉じた。





.




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