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飽くなき好奇心の果てに  作者: 1234SHU
3/3

Ⅲ 休息

投稿頻度ガバガバですいません。

プロットの練り直しとか色々なんやかんやありまして......ありました。

「ん〜。んん〜〜。...ちなみにここに来る途中に誰かと会ったりした?」


返事に困る事を言われ、散々悩んだ挙句矢神がたどり着いた答え、それは話を逸らす事だった。


「あ、そうでした。なんか白いローブを被った人からこのバッグ持ってここの事務所に行けと言われました。」


そう言いながら少女はポケットに入っていた紙きれを矢神に渡す。


その紙きれには手書きで描かれた地図あった。どうやら急いで書いたようで文字がかなり汚かったが地図としては機能していた。


「うーんこの。謎っすね〜。ちなみにそのローブの人ってどんな人でした?」


「え〜と...ちょうどこの人と同じくらいの背丈で銀髪赤眼の女性でしたね。」


少女は矢神の方を指で指しながら思い出すように言った。


そこで平見は矢神が「まさか?そんなはずは無い」と、少し唸っているところを見て、声をかける。


「矢神さん、そんなに唸ってどうしたんすか?...はっ!まさか、そんな人とイイカンジに...」


「いや、それっぽい人に心当たりが...って言うか小一時間ROMれ」


そう言いながら、矢神は慣れた手つきでスマホを弄って電話をどこかにかけ始めた。


「え?そうなんすか?じゃあ、今度その人紹介してくださいよ。ね?聞いた感じその人結構タイプっす」


それを冷めた目つきで矢神が見る。少女は加勢したほうが良いのか聞かなかったことにしたほうがいいのかな分からず 、終始オロオロしていた。


「あ、やっとかかった。」


3回目のテレフォンコールでやっと繋がったスマホをスピーカーモードにする。


「あー、もしもし。矢神?今忙しいから。フンッ!要件を手短にたのむ。」


電話から出た声は女性の物で、精々10代後半か20代前半の声だった。...それとケラケラ笑っている不気味な声、ブンブン鳴っている羽の音。そして肉を断つ音、これらがバックに流れている。


「......ああ、わかった。要件っていうのは15,16そこらの少女をここに送って来なかったか?」


「ん〜?あ〜。そうだ、私が送った。あと、持たせておいた塩はあるか?あれは1粒も無くすなよ。換えが効かないから...な!」


掛け声と共に「グサッ」という音が聞こえる。そしてその音と共に羽の音が消えた。しかし、ケラケラとした不気味な笑い声はまだ続いている。


「矢神さん 、これ1回電話切った方が良くないっすか?なんだかヤバそうだし...」


「ああ。そうするか。って事で都合がついたときにかけ直してくれ」


ぼぉう!と何かが燃える音、そして笑い声が悲鳴に変わる。


「キェェェェェェェェェ!!!」


「ああ。もううるさいなぁ〜イソギンチャクはそんな声で鳴かないしそもそも浮遊しないぞさっさと成仏してクレメンス」




「「「...」」」


3者同様、なにか聞いてはけないものを聞き、それぞれの顔を強ばらせていた。


「...電話...切るよ...なんだかヤバそうだけど頑張ってくれ...」


「ん、ああ。わかった。またかけ直す。片手塞がった状態でこいつらを処理するのは大変だなぁ。いいトレーニングになったが」


ブツッ


「「「...」」」


その後しばらく3人は神妙な顔でお互いを見ていた。


「あれ、大丈夫ですかね?明らかにヤバそうな音が鳴りっぱなしでしたが...」


「さ、さぁ?」


「ええっと......」


暫くの沈黙、居心地がとても悪かったのかそれを平見が破る。


「ところで矢神さんとはどういった関係で?まさk......ゴフッ」


そしてその言葉を発する前に平見は矢神のアッパーカットによって地面に覆いかぶされた。










「それで、えーと名前が分からない...まあ、君はどうしたい?ルミナーーー君にここを教えた人から話を聞いてから決めるか、今からどうしたいのか話してもらえるかな?」


それから少女は唸るように考えて、


「うーん、そのルミナさんという人に話を聞いてから決めたいです。何か知ってそうな素振りだったので!」


「うん。君がそうしたいのならそうしてくれて構わない。丁度ウチの社員が事務仕事に飽きて暴れる所だったから手伝うよ」


矢神がそう言うと少女はパッと顔を輝かせて


「ありがとうございますっ!本当に怖くって、気付いたら知らない場所に居るし、記憶も無いし、周りに変な生き物が沢山いて...うっうっ......」


そのまま少女は泣き崩れた。


「おっと」


矢神が慌てて彼女を支えて背中をポンポンと叩いてあやす。探偵という仕事上、猫を探して欲しいと数十枚の硬化を握ってやってくる子どもを何度かあやしたりした事が生きた。


そのまま十数分泣き続けて静かになった頃にすやすやと寝息をたてながら寝ていた。


矢神はそのまま来客用のソファーに横たわせて薄いシーツを被せた。


「おーい、平見狸寝入りはやめろー。寝たふりをしている奴はいくら起こそうとしても起きないと言うらしいが本当に起きないか試してもいいか?」


「はいはい。起きます起きますだからその六法全書をおろしてくれませんか?ロリコン疑惑は晴らしたって事で勘弁しt......」


ガッ(殴。バタン、キュー。0(:3 )〜 _(:3」∠)_



...To Be Continued!!!

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