1日目のゲーム
ようやく、春の桜が色づく頃 、今年の天才たちはここに集まる・・・この学園に。
彼らは勉強の天才でもない、スポーツや絵を描く天才でもない。
ゲームの天才だ!
この星雲学園では、ゲームで全て決まる。
「さて、君たちがこの星雲学園に入学したということは、自分の全てをゲームに捧げて生きてゆく覚悟ができたと私は、思っている・・・。」
一気に、静まり返る会場。
そこに、白衣を着た20代ぐらいの女性が来た。
「そこで、今から不平等鬼ごっこ」を始める。」
会場が騒がしくなる。
「えっ!」
「エーーー!!」
ほとんど生徒は、驚きを隠せないようだ。
「では、これから、ルール説明をする。」
その女性は、とても冷たい口調で次々と話した。
「1人一台学園専用端末を配る。この端末は、卒業まで必ず所持。
1人1人にランダムで役が振り分けられる。
1人捕まえるごとに10ポイントもらえる。
フィールドは学園内すべて、ただし物を盗んだり、破壊行為、相手に暴力行為を行った時は、ただちに退学。
制限時間は、3時間。以上
この、ゲームの結果にもとづいてクラス編成を行う。」
まだ、大半の生徒が、あまりにも突然すぎて理解できていなかった。
「それでは、これより入学特別ゲームを始める。」
突然、放送が鳴り出した。
「あと3分ではじめます。フィールドに散ってください。」