プロローグ1
はじめに伝えておきますが、この小説は主人公が主人公っぽくないです。
この世界は、人間界・天界・魔界の3つの世界から成り立っている。
人間界はたくさんの人間が存在し、生命の営みを続けている。
人間と言っても、様々な種族があり、
人族・森精族・小人族・獣人族・龍人族・吸血族・魔族の7つの種族が存在する。
また、龍・妖怪・魔物なども存在している。
天界は、神・天使・精霊が存在し、人間界に異常がないかを監視している。
神と天使には階級のようなものが存在し、それぞれ神格、使格と呼ばれる。神の中で最も神格の高い者を『絶対神』と呼び、この『絶対神』が天界全体を支配している。また、天使の中で最も使格の高い者達を『大天使』と呼び、この『大天使』になれるのは4人である。
この神格や使格が高ければ高いほど力も強く、天界では優遇される。だが、どんなに強くても天使は神以上にはなれない。
また、精霊には階級は存在せず、人間界のあらゆるものに加護を与える。
どの精霊も一つのものにしか加護は与えられない為、優劣はなく、全ての精霊が協力して人間界のものを守っている。
魔界は、死者・悪魔・魔王・大魔王が存在している。
死者はその名のとおり死んだ人間で、人間は死ぬと魔界に魂だけ送られ、魂の格によって様々な姿にかわり悪魔にコキ扱われる。ただ、極希に魂の格が高すぎて悪魔になる人間もいる。
悪魔・魔王・大魔王は名前こそ違うが、その種族は全て悪魔である。魔王は、中級天使を殺せるくらいの力がなければなれず、魔王になるとその強さに応じた領土を支配できる。そして、大魔王だがこれは魔界全体を支配するもので魔界最強の存在である。
大魔王の力は未知数で、かつて天界に攻め入って天界を危うい状態まで追い込んだ大魔王もいれば、魔王が三人揃えば簡単に倒せてしまうような大魔王もいたと言う。
大魔王の恐ろしいのは、力もそうだが、何より『世界』という『常識』を崩壊させる可能性があるからである。
これ物語は、後に『超絶ド級大魔王』とよばれる一人の人間(死人)の物語である。
処女作です。なんかすいません。