俺と結婚した女は、お見合い100回もした女!
“俺と結婚した女は、お見合い100回もした女!”
まさか? 俺はなんでこんな女と結婚したのだろう?
お見合いで知り合ったこの女!
俺と結婚する前は、“お見合い100回もしたらしい。”
まあ、それは見ただけでもよく分かるよ。
少し傲慢でワガママな女なのに、見た目はぽっちゃり色気なし!
きっと俺と結婚するまでは、“男とロクに付き合った事もない女なんだと思う!”
自分勝手で、一切! 俺に合わせることもしない!
いちいち、面倒くさい事を俺に直ぐに言うし、俺から見てもこの女は
“女として全く見えないのだ!”
・・・じゃあ、何故? 俺がこんな女と結婚したのか?
5年も付き合っていた女性に俺はフラれて、自棄になっていた!
あの時の俺はもう、どうなってもいいと思ってたんだ!
俺はこの女性と結婚したいとずっと望んでいたのに、彼女は違った
のだと後になって気づく。
『“ごめん、もう別れてほしいの!”』
『えぇ!?』
『私! 結婚式したい男性が居るのよ。』
『・・・えぇ!? い、いつから?』
『2年前ぐらいからかな? 勿論、付き合ったりとかはしてないよ、
ヒロがずっと居たし、ただ長い間、気になってた男性だったから!』
『“俺とは結婚は、考えてなかったの?”』
『・・・ううん、ごめんね、どう考えてもヒロは私の結婚相手ではないの。』
『そ、そんな、』
『5年も付き合ってたけど、これ以上付き合ってても、無駄な気がするから!
本当にヒロには申し訳ないと想ってるけど、本当にごめんね。』
『・・・もう、もう一度! 俺達、やり直せないのかな?』
『無理だと思う!』
『・・・・・・』
『じゃあ、さようなら!』
『・・・ううん、』
こうやって、彼女に一方的に俺はフラれてしまう。
彼女との想い出が大きすぎて、俺はなかなか彼女を忘れられない!
そんな時、俺の母親が “お見合い” をしないかと俺にお見合い写真を
手渡してきたんだ!
その時の俺はもう、彼女の事を忘れられるなら誰でもいいと思ったんだ!
彼女の事を忘れさせてくれる女性なら、誰でも......。
・・・でもこの女と結婚して、俺はどうしようもないぐらい後悔したんだ!
モテない女は、やっぱりお見合いを何回しても上手くいかないんだよ。
俺があの時、“正常な判断ができていれば、” 絶対にこんな女と今なら結婚
なんて絶対にしないはずだ!
この女と結婚して、同じ家で暮らし始めると、、、?
ブスなくせに、やたらとナルシストで! 俺がこの女の裸を見たいと
勝手にこの女が思っているらしく、俺の目の前で服を平気で脱ぎだすんだよ
ブヨブヨのこの女の体を見て、俺が喜ぶとでも本当に思っているのか?
俺の前だと、この女はオナラやゲップ、あくびや服をまくりあげお腹をガリガリ
掻きはじめたりもするんだよ!
もう絶対に女じゃないよな。
5年付き合っていた彼女は、俺の前でオナラもゲップも一度もしなかった!
いつも女性らしく、身だしなみはいつもキレイにしていたのに、、、。
この女ときたら? “俺に一切! 気を遣わない!”
なんで俺はこんな女と結婚したのだろう......。
後悔しても後悔しきれないよ!
『“お前さ、なんでそんなに下品なんだよ!”』
『はぁ!?』
『“俺と結婚してなかったら? 絶対にお前は独身だったと思うわ!”』
『なによ、それ!?』
『本気でお前、モテないだろう!』
『うるさいわよ!』
『“なんで? 100回もお見合いしたか、真剣に考えた事あんのか?”』
『ないわよ!』
『“色気が全くないんだよ!”』
『そうやって、私の気でも引きたいの?』
『はぁ!?』
『“じゃあなんで? あんたはワタシと結婚したのよ!”』
『・・・そ、それは、』
『ワタシに魅力を感じていたからでしょ!』
『“お前って、めでたい性格してんだな~”』
『はぁ!?』
『“自棄になってただけだよ!”』
『・・・何よそれ?』
『当時、5年も付き合ってた彼女と別れたばかりで、お前とお見合い
したから、俺の人生はおかしくなったんだよ!』
『“幸せな選択だわ!”』
『・・・もういいわ、お前とはもう話さん!』
『はいはい、』
・・・モテない女って? “なんでああも自分の都合のいい解釈をするのか?”
俺はこの女と結婚した事が、一番の敗北だよ。
例え? 彼女と別れても、あの女と結婚さえしていなければ俺はもっと好き
勝手にいい女と出会えていたかもしれなと思うと心がチクチクと痛むんだ!
よりによって、“こんなブスと俺は、”
もう後悔しても、どうする事も出来ないよな。
アイツ! “絶対に俺と離婚はしないって言い張ってるし!”
運命って、本当に残酷過ぎるよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。