箱舟 成の始まらなかった奇蹟07
よろしくお願いします
はい、てなわけで1人黙々と授業を受けていくよ
1限目..
2限目...
3時限目....
4時限目.....
昼休......優が作ってくれた愛妹弁当を校舎裏にある非常階段で
1人誰にも邪魔されずに味わって食べる(愛が詰まってるかは、個人の見解によります)
妹の愛を確認しながら弁当を食べ終わったら、昼休が終わるまで1人スマホで
小説サイトの小説を読み続ける......
いやこれ、別に寂しくとか無いからねマジで
最近読んでる小説で無人島に行ってしまって生き延びる物語とか
呼んでるけどこれが結構ためになる事とか書いてあって結構有意義な時間に
なってるから心配しないで、こうもし自分が無人島に行ってもこの知識があれば
最低限は生きれるかな?とか考えるの何気に楽しから
異世界転生とか異世界召喚モノとかで出て来る知識チートも
何か為になりそうなのがたまにあって楽しいから
おれそんな感じのを見付ける為に読んでるところあるから
変な楽しみ方して、読んでるのは分かってるから
母さんにも、優にも、桜花にも変ってもう
言われたから大丈夫だから、お腹いっぱいですから
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で
5時限目......
6時限目.......
帰りのホールルーム終わって
はい、帰宅です直ちに下校します
おれの学校での生活はこんなもんですよ、何かある方が変なんだよ
ある訳がない物語の主人公じゃあるまいし、不良に絡まれるとかないし
実は男友達がいるとかマジないよ、クラスメイトに話しかけられても
軽く会話したら直ぐ終わるし
マジ学校まともに会話出来るの桜花ダケッスヨ
でわ
帰りま~す
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帰宅
洗濯、掃除が終わって今日の夕飯の分は昨日の買い物で
済ましてあるから後は、優が帰って来るまでアニメでも見るかなぁ
「キャンプアニメも、中々ためになるよな...」
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「うん?誰だ?」
まだアニメ1話分見てる途中で我が家のチャイムが鳴った、宅配かな?
でも、おれ宅配頼んでないしな誰か頼んでいたのかな
「は~い」
「勉強しにきたよ」
扉を開けたらなんとそこにいたのは、我が幼馴染の桜花さんだ
何故?おれは混乱の中にいた.....
もう一度言おう....なぜ?
連絡なしの、ノーアポだとこの幼馴染様には常識がないのか
普段の真面目なところは何処に行ってしまわれたのかな?
「お、おう...」
「い、いやいや何で?」
「だから、勉強しに来たんだけど聞こえなかったの?」
「いや、だからそれが何で?」
別に幼馴染自慢じゃないけど、桜花は運動は苦手だけど勉強は得意だ
元々の真面目な性格もあってか苦手な体育もしっかりやってるから
全体的に成績優秀だ、苦手な科目もなかった気がする
それなのに何故...分からない
おれはバカでは、ない筈なのに分からない
ちなみにおれの成績は平均だ
大体こんなもんかなぁで頑張ってる
「あがるね、なる君」
「え、えぇ...」
まさかの無視、くそぉ...こんな簡単におれの貴重な
アニメ鑑賞タイムが終わるなんて....現実は理不尽だ
「ほら、やっぱり勉強なんてしてない」
「....はぁ」
桜花さんが、リビングに行って第一声からなんか言ってるよ
桜花によってテレビのアニメが消された.....
「ほら、勉強するよ」
「お、おう...」
お、おう桜花さんが笑顔でなんか言ってるぞおれに拒否権はないのだろうか
桜花さんがどんどん勉強する準備を進められていくうぅぅぅぅぅぅぅううう
「ほら、なる君」
「.........」
おれに拒否権はないんですね、わりますわかりますよおれに拒否権がないことわ
おれはずっと身内の尻に敷かれるままなんだろうな
「はいはい、やりますよ」
「はい、は一回だよ」
「うい」
まぁ桜花苦手科目なくて成績良いから教えてもらえるなら
実際有難いしな、ここは素直に便乗して勉強しよう桜花が帰ったらアニメ見るかな
「夕飯こっちで食べるから、食べ終わったらまた勉強ね」
「oh.....」
おれの考えは甘かったらしい