箱舟 成の始まらなかった奇蹟01
異世界に行く前の物語です
少しの間お付き合いして下さい
まだ、自分が小さい頃、特撮番組に出て来る正義のヒーロー憧れていた
困っている人や弱い人を助けているその姿に憧れたから、自分もそんなヒーローになりたいと思った
特撮番組を見ていた男子たちは一度は憧れて、ごっこ遊びをしたり、将来の目標などにしていた事だろう
だが、成長と共にそんなモノに成れないことは、直ぐに分かる
誰かを助けるには、能力がいる
勘違いするなこの能力は超能力とか魔法等では無く、運動神経や賢い頭脳の事を言っている
つまり、誰かを助けるにはそれ相応の力がいるし
その時になったら、動ける胆力、心の強さが必要だ
でも、大抵の人にそんなものは無いし
誰かを助けられる能力があったとしてもその時になって実際に行動出来る人なんて本当に
極僅かだと思うし、誰かを助けて上手くいくのもそんなに確率は高く無いだろう
何でみんな、おれがこんな事を言っているのか不思議に思っているだろう
答えは簡単だそれは、おれが,,,,,
失敗したからだ。
そんな訳で、おれが異世界に行く前までの人生について
少し語らして欲しいと思う
これはこれでおれにとっては大切な本当に大切な物語だったんだ