勇気
「涼介〜!愛しの優衣奈ちゃんだょ」
俺は、その言葉を聞いて、真っ赤になり。。。
「だっ、ちょっと...しぃ――――っっ!」
最後にとった行動は、人差し指を口にあてて、黙らすようにするだけだった。
「優衣奈ちゃんにバレるだろがぁー!」
小声で大樹に怒鳴る。
すると、横で夏海がクスクス笑う。
「優衣奈、呼んできてあげよぉか?笑」
「んもぉー!夏海まで――えっ」
俺等...大樹・夏海・俺、山本涼介は、幼稚園からの幼馴染。
大樹と夏海は恋人同士で・・・。
俺はまだフリー・・・。
モテるんだけど、告られてもいい子いなくてね。。。←自分でいうな!
「ねぇ〜、すきって言えばあ?」
「言っちゃえば〜?笑」
その日のお昼休み、俺はあいつらに迫られた。
「優衣奈ちゃんだって、嫌だとは思ってないと思うし」
「そおだよぉ!大樹の言うとおりっ!やってみなきゃ、わかんないでしょ!」
俺は無言でいた・・・。
すると、夏海が言った。
「そおいえば涼ちゃん、時々やんなきゃいけないこと、やんないよね。それと同じ?」
「〜〜〜〜〜っっ!夏海ぃー!!」
夏海が反応を見てクスクス笑いだした。
「っそおーかよ、わかったよ・・・わかりましたょ。」
「お?」
「ぢゃあ、俺が優衣奈ちゃんに告って四人でダブルデートでもしよーじゃない!!」
俺は、ふたりに向かってそう言った。
すると大樹が、ニヤッっとわらう。
「楽しみにしてるよ♪」
(ハメられた?!)
そんなことを思いながらも、俺と優衣奈ちゃんとのラブバトルが始まった!笑
「ねぇー涼ちゃん。いつ言うのー^^?」
「夏海〜、俺で遊ぶのたのしい?」
「うん♪それは楽しいですよぉ^^」
そうやって夏海はケタケタ笑った。
そのとき、
「いつも3人仲いいね」
「や・・・山田さん」
俺は思わずそう言った。
まさしく彼女は山田優衣奈、俺の好きな人
『愛しの優衣奈ちゃん』だった。
夏海が指で、俺の身体をつつく。
んだよっ!///
心の中で叫んだけど、その声はふたりに届くはずない・・。
「じゃあ、明日ね」
と、一言いい残し、帰っていった。
次の日、俺は久しぶりに1人で登校することになった。
大樹と夏海も、ふたりで言った方がいいだろうな〜
とおもって、俺は先に行く事にした。
だらだら道を歩いていると、後ろから優衣奈ちゃんの声が!
「涼介くん、おはよ。今日はひとりなんだね」
「い、あ...山田さん。あ...うん。今日はひとり」
「ふうん。じゃあ、一緒に行こうよ」
優衣奈は笑顔でそう言った。
「・・・前から言いたかったんだけど...」
「うん?」
「あ、えっとぉ・・・その、名前!」
「なまえ?」
「クラスのみんな俺のこと『涼ちゃん』とか『涼介』って呼んでるから、山田さんも・・・」
いざ、って言うときに「すき」って言葉が出なかった。
「うん。じゃあ、、、涼ちゃんって呼ぶね。涼ちゃんも、優衣奈でいいから」
「おーけい!優衣奈ね」
このとき、俺らの距離が少し近くなったような気がした。
教室に着き、向かい合わせになって座った。
大樹と夏海が教室に入ってきた。
「仲良さそーにぃ。優衣奈ちゃんと何はなしてたあ〜?笑」
「あ、優衣奈と?おまえらのこと」
「キャ――――――――!優衣奈だってー!」
「よかったじゃん、仲良くなって♪」
「うん♪」
俺がそういうと、大樹が後ろから抱きついてきた。
「で、告ったんかい?」
「や、まだです・・・。」
俺がそういうと、大樹が言った。
「よおし!ラブバトルにピリオドを打つのは、涼介自身!そんでそれは、今日の放課後!」
「え?まぢっ?!」
「まぢ!笑」
とゆーことで、放課後〜〜
「え、なに?こんなとこに呼び出して」
「え〜、うんと・・・」
「なに?」
俺は真剣な目で優衣奈を見つめた。
「涼ちゃん?」
「俺・・・優衣奈のこと、ずっと...前から、好き・・・だったんすよね」
優衣奈が俯く。
「ごめん...迷惑・・・だよな」
俺はそういってこの場から立ち去ろうとした...いや、立ち去りたかった。
「ちょ...ちょっとまって!」
俺は振り向いた。
「返事、聞きたくないの?!」
にこっと笑って優衣奈は続けた。
「優衣奈も涼ちゃんのこと、すき。今日の朝、きっかけ作れてすっごく嬉しかったの...」
「・・・まぢ?!」
「もちろん・・・うそ言うわけないじゃん・・・///」
つづく(?)...
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なんか、変なところで終わってますけど・・・。
本当はこれ、続きあるんですね、はい。
Wデート、予定してるんですけどね、はい。
意味腐なのに、ここまで読んでくれて
とってもとっても感謝カンゲキ雨嵐ですぅw
あ り が と う ご ざ い ま す た ( ω )/