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発達障がいを持つ「私」  作者: 「私」
4/10

四話の「私」



 二次障害とは。ーー自閉スペクトラム症の特性があることによって、保護者や教師から過剰に叱られ続ける、同世代の子どもたちから仲間はずれになる、からかわれる、学校の勉強についていけなくなるなど、生活の中で失敗や挫折を味わうリスクが高くなり、自信を失い、ストレスやトラウマが引き金になって生じるーーそうです。引用『こころの健康情報局すまいるナビゲーター子どもの自閉スペクトラム症』より。


 説明が難しかったので引用してみました。


 「私」の場合、うつ・自傷行為・不登校・引きこもりなどがそれに当たるようです。不登校や引きこもりも二次障害なんですね。知りませんでした。


 「私」が不登校になった原因はいじめと睡眠障害、家族関係が上手く行かなかった事が主な原因です。


 いじめに関しては鈍かったので、その当時はそれほどいじめられているとかは思っておらず、そこまで苦では無かったのですが、発達障害があるとその時はまだ分かっていなかったので、家族との関係が上手く行っていなくて、それに対する反抗が不登校になったきっかけでした。


 一番の原因としては、睡眠障害がありました。後に睡眠・覚醒リズム障害と診断されるのですが、その時はただの怠け病や夜ふかしするから朝起きられないんだと言われていました。


 例えば十時に布団に入って電気を消して目を瞑っていたとしても、そのまま平気で7,8時間経っても寝られない。という感じなんですけどね。だったらその時間勉強してた方が良いでしょ。と悟って起きていたのですが、宿題も半端なく多かったですし。学力トップクラスの県に生まれたのが不運だったと言いたいくらいです。


 不登校になったその日から、「私」は同時に引きこもりにもなりました。その前日に世の中に絶望するほどのショック(詳しくは思い出したくも無いです)を受けていて、「私」は中学校をその日初めて(だったはず)休みました。小学校も一日しか休まずに行っていて、学校は一度休んでしまったら終わりくらいに当時は思っていたので、学校を休んだその日から中学校を卒業するまでほとんど登校する事もありませんでした。


 トイレに行く時以外はずっと部屋に引きこもる状態が一ヶ月くらい続いて、家族との関係も学校にちゃんと行っていた頃より悪化し、私はうつ病になりました。


 引きこもり状態からは不登校から数カ月後には脱しました。とても有り難い事に、この状態でも関係無く遊びに来たり遊びに誘ってくれたりする友人が複数いたからです。その友人達に誘われて時々学校の相談室などに行ったりもしました。支援学級にという話も出たのですが、毎日ちゃんと朝から来れないと支援学級には入れないと言われてしまい、支援学級には一度も行った事がありません。支援学級の他の子は来れる日と来れない日があっても支援学級に通っていたので、学校に来させる為に言ったんでしょうけど、逆効果でしたね〜。


 自傷行為としては、リストカットくらいしかした事はありません。それしか方法を知らなかったので。


 一時期は多重人格のように、自分の他に三人の別の人間がいるような状態にもなりました。いつも荒ぶってる人格と泣いてる人格とイカれてる?人格と。


 不登校になって半年から一年後くらいに、病院に無理やり連れて行かれて、アスペルガー症候群と言われたと思います。当時の記憶は曖昧なのですが。ですが当時の「私」は、それを信じられず受け止める事が出来ませんでした。抗うつ剤だったと思うのですが、眠れるようになる薬と言われて飲む事になり、酷い副作用が出ても飲み続ける事を強制されて、それからさらに精神科嫌いになりました。


 その後、一年くらい精神科には行く事が無かったのですが、私立に行く余裕が無く、渋々支援学校に入るにあたって診断書が必要になったのでまた精神科に行く事になりました。その時には前に診て貰っていた医師は産休か何かで居なくなっていたので他の医師に診て貰う事になり、その頃には心の余裕も前よりはあったので、診断書の内容を受け止める事が出来ました。とはいえ、支援学校に行くのはかなり抵抗があったのですが。



 次回は特別支援学校について書こうかと思います。



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