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俺が女子校の教師に!?  作者: 瀧野憂
3/5

{もう!お兄ちゃんなんて嫌い!}


「ぎゃあああ嘘だと言ってよバービー!!」




―――なんだ隣の部屋がさわがしいな。

昨日はいろんなことがあった。


学園に来てそうそうツンツンした委員長、ボケボケした天然、中二病の不思議ちゃんにどっと絡まれるんだもんな。

現実離れしているというか、個性豊かすぎる。


あのあと美代子さんに女装姿を見せたらめちゃくちゃ喜んでたな。


『ばっちり女の子に見えるわああああ!!』


暴走した美代子さんに抱きつかれた。

そしたら幼馴染みの千代ちゃんに見られて誤解されたし。


千代ちゃんは美代子さんの7つ下の妹で昔はよく三人で遊んだもんだ。




{お兄様のことが…好きなんです}

「{俺も好きだよ…愛してる}ふぉアアアアアア」





「また隣の人か」

夜中だってのにうるさいな。


「すいませーん少し静かにしてもらえま…」

ガチャリとドアが開かれて、出てきたのはめちゃくちゃ美人。

麻糸色の髪をしたほんわかしていそうな人だ。


まさかあの人があんな奇声を発したわけじゃないて信じたい。



「デュフフ…サーセン…自分自宅警備員なもんでぇ…はっ!?素が出ちゃった…」


目と耳が逆だったらいいのに?


「あの…お姉さんは一体なにをしてたんですかね?」

「ぎゃ…ギャルゲーです…気持ち悪い笑い方してごめんなさい!」


ドアを閉められたので部屋に戻った。

あれは幻聴だったと思いたい。

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