隣の国へとやってきました!
朝日が昇り始め俺たちは移動することにした
「さて一応隣の国だけど俺全然地理わからないぞ?」
ミオが少し声のトーンが低めにアマネに相談した。アマネは呆れつつも
「大丈夫私この国の地理は8割は把握しているわお父様に叩き込まれたのよこの国は重要な貿易相手国だからと まさかこんな形で役に立つとはね」
アマネは皮肉げに言った。
しばらく歩くと町が見えてきた
「あれはカストレア王国の港町バイソンね。
とりあえずご飯食べよ!」
アマネは明るい口調で言ったが俺には元気に返答する元気がなかったなぜなら
「俺金ひとつも持ってないんだけど、、」
貧乏な雑貨屋だ手持ち金はもうなかった。
するとアマネは申し訳なさそうな口調で
「私もポケットに200ソナーしか入ってないのこれでご飯って食べれるの?」
200ソナー、、ミオの月収が50ソナーなので4カ月がポケットに入っているだと!?
驚いた顔でミオは
「200ソナーなんて充分すぎるご飯食べるくらい楽勝だろ」
幸いカストレア王国とウェスタード王国は
共通通貨を使っているため困ることはない
「じゃあご飯食べよっか!」
アマネはご機嫌そうに歩き出したが
それにしても
お姫様ぱねーな!軽く200ソナー出してくるところはさすがというべきか、、
お姫様と自分の経済格差に心が折れそうになったがここはこらえ町の中へと入っていった
町の中はアスタリア村とは全然違った。
賑わう町 いたるところに笑顔があふれていて見ていて微笑ましくなる光景だった
「どこでご飯食べよっか?」
アマネが歩きながらおれに聞いてきた
「どこでもいいだろてかお前国のお姫様なのに目立ったりしないのか?」
確かにこんな金髪美少女が歩いていたら目立ってしまうのも無理はない
だがそんな心配はいらなかったようだなぜなら
「そこのおねーちゃん可愛いね!今ならコロッケ2個サービスしちゃうよ?」
コロッケ屋のおっちゃん!この人隣の国の姫様ですよ!?まじで気づかないんかい!
「ほらね?平気でしょ?私、影薄いから全然目立たないでしょ?」
いやそんな自慢されても困ります。
そんな会話をしながらある店の前に着いた
レストランドリームランド
そう記された看板の前で一人の女性が声をかけてきた。
「あのー当店でお食事はいかかでしょう?」
その女性は珍しい赤髪で俺はつい
「わかった。アマネここにしようか」
「うんわかった。」
店の中に入ると落ち着いた雰囲気で客は多いがみんな高齢者だった。
「ご注文は何にいたしますか?」
とりあえず俺はパスタを頼んだ
アマネにも
「なにを頼む?」
と聞いてみたすると意外にも
「山菜の炊き込み御飯と薬草プリンでお願いします。」
「かしこまりました」
店員が厨房にメニューを伝えに行った
「お前結構シブいもの食べるんだな」
姫様はもっと上品なものを食べると思ったが意外にも庶民に近かった。
アマネはメニューを見ながら
「私いつも高級なものばかり食べているのだから庶民的なものも食べたいと思ったんだ」
人それぞれの考え方があるんだな
頼んだメニューがテーブルの上に運ばれてきた。
料理はとても美味しく満足するものだった
食べ終えてひと休憩しているとさっき店の前でミオたちを勧誘した赤髪の少女が現れ
「バイトして見ませんか?」
突然頼まれた。
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