表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国のお姫様が俺の雑貨屋に逃げてきた件。  作者: 青木 悠太郎
逃走編
4/14

兵士がお姫様の味方になりました!

いくらか走ってきただろう俺の家から10キロ離れた国境沿いの川へとやってきた。

アマネは見た事もない疲労に満ちた顔で俺をにらめつけながら

「今後どうするの?私お腹減っちゃった」

姫様らしくない言動や行動をするそれがアマネだ。


俺は困ったがとりあえず奇跡的にパンを持ってきたのでアマネにあげる事にした


「はい。パン食えよ」

「ありがとうでもミオの分がないよ?」

アマネは俺を心配してくれた。ただパンをあげといて実はお腹減ってますなんて言えるわけがない。だから


「俺はお腹なんか減ってないからさっさと食えよ大丈夫!俺は不死身さ!」

と強がっていると

グゥゥ〜グゥゥ〜〜

とお腹が鳴ってしまったすると姫様は笑いながら俺に

パンを二つに分けながら

「はい。これミオの分お腹減ってるんでしょ?ほら一緒に食べよ?」

人の心配もできるほんといい子だなこの子


二人でパンを食べながら今後どうするかを考えていると遠くの方から

「おい貴様何をやっている?」

兵士が急いで駆け寄ってきた。

まずいせっかく逃げたのに捕らえられてしまう最悪の状況に俺は打開策が見つけられずにいた


だが姫様がこれまた驚いた表情で

「もしかして?シキ!?」

シキ?あの男と知り合いなのか?疑問に思ったがするとそのシキとやらが

「アマネ姫!こんな所にいたのですか!?」

シキも驚いているようだった。

だかシキは態度を変え


「アマネ姫そちらにいる汚い虫は何者ですか?」

だから俺を人としてみてくれよ!

アマネは少し怒った口調で

「虫なんかじゃないよ!この人は私を助けてくれた人ミオ!バカにしないでよ!」

ありがとうございます姫様!私なんかをかばって下さりもう感激します!


「アマネ姫がそこまで言うのならしかしなぜ城から逃げ出したりしたのですか?」

確かに兵士からすれば何も知らないわけであって知りたくもなるよな


姫様はここまでの経緯をシキに伝えたするとシキの態度は変わり

「先ほどは失礼した私はウェスタード王国専属アマネ守護班のシキ タルシスだ。以後よろしく頼む。」

急激に態度の変わったシキに戸惑いつつも

「ああよろしく」

とあいさつした。


するとシキが下を向きながら

「こんな事はあってはならんが私は姫様を一生お守りすると姫様に宣言しここまで厳しい練習に耐えてきた。そこで私は姫様をお守りすることにした。これからよろしく」


突然宣言されても困る。

「私はな姫様に婚約を申し込み成功しているのだ!貴様とは違うのだ」

シキは誇らしく俺に自慢をした。するとアマネは呆れながら


「私いつシキと婚約の約束をしたっけー?」

アマネは思い出しながらシキに訪ねる。


「一生お守りいたしますと言ったではないですか!?あれは婚約を申し込むということだったのですが」

アマネが

「えっあれそうだったの?てっきり立派な兵士になって私を守る事だとばかり、、ごめんなさいそれなしでお願いっ!」

この二人なんとも言えない微妙なすれ違いをしているなそれは面白いけど


ーーーーーーーーーーーーーーー


「さてこれからどうされますか?隣の国に行くにはこの先のゲートを通っていかなければなりませんが、、」


シキが提案する

「でもバレたらどうするの?」

心配そうにアマネがシキに質問する

シキはアマネに

「それなら私の同期が門番をやっている東3ゲートに行きましょう運良くここから約2キロの地点です。」


「よしそれで行こうか。」

よかった兵士が味方についてくれて

心の中で安堵していると

「いっとくがまだ貴様を信用したわけではないぞ?勘違いをするなよ?」

まだ俺信用されてないみたい。


「じゃあ早速出発ね!」

アマネが元気良く歩き出した。

俺たちはゲートを目指し歩き始めた。


5話へ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ