表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国のお姫様が俺の雑貨屋に逃げてきた件。  作者: 青木 悠太郎
逃走編
3/14

お姫様と逃げます!

「なるほど国のお姫様もいいことばかりではないんだな」

俺は心の中で思いつつこれからどうするかを考えていた。

もし国の姫を俺がかくまっているなんて知られたらおそらく公開死刑になることだろう

いや、後悔死刑か。


頭を抱えながら俺が悩んでいると

「あの迷惑でしたら他を当たりますこんなにミオさんによくしてもらって私はもう満足です」

アマネは決意に満ち溢れた顔をしていた。

だか俺は


「なにを言うんですか!姫様ここであったのも何かの縁、私は姫様を全力でお守りしますいや、、守らせてください!」

言ってしまった、、お姫様を相手に守るなんて言葉を、、俺嫌われた、、


自分のミスを後悔していた俺だったがその横でアマネが

「こんな私を守ってくださるのですか?やった ありがとね!ミオさん」

あのー姫モードといつもモードが合体して発言がごちゃまぜですよ?


と、突っ込みを入れつつ俺は姫様の言葉にとても感動した!

「はい!こんな俺ですがよろしくお願いします!姫様」

するとアマネは

「その姫様という呼び方はやめてくれませんか?せっかくこうして仲良くなったんだし私の事はアマネと呼んでいいよ?」


「でも、、」

困惑する俺だかその困惑する様子を見て姫様は得意げに


「私はあなたの事をミオと呼ぶそしてあなたは私の事をアマネと呼ぶ。私は国の王女ですよ?私の命令は国の命令でもあるまさかあなたは国に逆らうのかしら?」

アマネは満面の笑みで俺にアマネと呼んでいい許可をくれた。こういう時は姫らしい言葉遣いだ。


俺は自分でも顔が赤くなるのが分かりつつ

「じゃあアマネよろしくな!」

「うん!ミオよろしくね!」

こうして俺はただの村の雑貨屋からお姫様の友人という大きな大きな一歩を踏み出し始めた。


二人で楽しく話しているとドアが急に開き

「やはりここか。」

身長が180以上はあるだろう 巨大な男〈兵士〉が俺を見て呆れた声で言う。


「お前たちは何者だ!」

自分でも兵士に対してこんな事を言うのは逃げたしたくなるくらい怖かったが姫様を守ると誓ったのだから恐怖心はすぐに消えた


すると大男は鋭い眼光で

「質問したいのは我々だ姫の事をあろう事かアマネなどと呼び捨てにする貴様こそ何者だ!」

覇気のある声で俺を怒鳴りつけきた。

その時姫様は驚いた顔で

「ザウルなぜここにいるの!?あなたは隣国との貿易協定の会議でいないんじゃ、、」

とその大男に質問していた。

大男ザウルは呆れた顔で


「姫が城から逃げたしたということで大事な貿易協定の会議を放棄し急いで舞い戻ってきたのです。それで探してみればこんな平民のボロ家に逃げ込んでいるなんて綺麗な姫が汚れてしまいます。」


大男は心底腹が立つことを俺に言ってきた俺だって気にしてるんだよ!

俺はさすがに我慢できずに大男に殴りかかろうとしたが、


「ザウル様にお手は触れさせません。」

部活と思われる女兵士が俺に剣を突き出してきた。せっかく綺麗なんだからもっと可愛くしてみればいいのに。

とのんきな事を思っていた俺だったがさすがに状況は着々と深刻な状況へと進んでいるようだった。


「では姫様、城に戻りましょうか」

ザウルがいよいよアマネを連れて行こうとしていた。

「嫌だ!せっかく手に入れた自由なのにこんな所で終わりたくない!」



アマネは必死に叫び抵抗していたそんな彼女を見て俺は助けなきゃと思った。


そして俺はポケットに潜ませていた煙幕を投げつけアマネの手を取り

「こっちだ!走って逃げよう!」

俺は初めて女性と手をつないだ

「これからどこにいくの!?」

アマネが息を切らしながら聞いてきた。俺は

「わからない!でもとりあえず逃げよう!」

なんだか楽しくなってきた。



4話へ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ