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国のお姫様が俺の雑貨屋に逃げてきた件。  作者: 青木 悠太郎
逃走編
2/14

お姫様かばいます!

ドンドン!

激しくドアを叩いてくる人がいた

おそらく兵士だろう。こんなに激しくドアを叩いてくる村の人はいないからな

俺の家はボロいから激しく叩いてくる人はいないんだ。


「おい平民フードを被った女性は訪ねてはこなかったか?」

いつも通り兵士はまるで俺を人として見ていないかのような態度で俺に接してくる。

全く人に物を訪ねる時は礼儀正しくしろよ!

と、心の中で思いつつ


「いえそのような方はお見えになっていませんが。」

実際多分さっき来た人なのだろうけどこれではいいますなんて言ったら男としてゴミだからな、、


「そうか。もし見かけたら捕まえておいてくれ」

そう言い残し兵士は帰っていった。

「もう大丈夫だよ。」

俺は女性に安全なことを伝えた。


「私をかばってくれるなんてなんでいい人なの、、」

女性は声を震わせながら俺に訪ねた。

「かばうもなにも女性が困っていたら助けるのが男ってもんだろ?」

ちょっとかっこいいこと言ったかな?俺

そんなことを自分ながら思いつつ

気になっていた名前を聞いてみることにした


「あのーお名前は?」

女性は

「あなたなら正体を明かしても大丈夫なようですね」

そう言いながら女性はフードを取り始めた


その姿は

綺麗な金髪、、透き通るような青い目、、

とても白い肌、、まるで目の前に女神が下りたような感覚だった。

実際女神なことに違いはないが。


「私はウェスタード王国第一王女 アマネ

アザリナウェスタードまあ世間一般でいうお姫様ですかね?」

アマネはあっさり言っていたが俺のような平民にとっては衝撃は充分過ぎた。


「お、俺熱でもあるのかな?あはは、、」

俺は倒れそうになったというか倒れたアマネは俺を必死に抱き抱え


「ど、どうしましょうミオさん死んでしまうの!?あーどうしよぉ」

お姫様はこういう状況に慣れていないようだ

意外にも可愛い一面があった。


「落ち着いて姫様俺は死んだりしないよ。」

一応弁解した。

「よかったぁもう心臓とまるかと思いました。私もう心配で、、」

なんでいい人なんだ!もう俺死んでもいい!

あ、死んだら姫様がパニックになる。


まあ話題を変える俺

「なんで姫様は城から逃げてきたのでしょうか?」

なぜあの夢のような王宮から逃げてきたのか俺はとても気になっていた。


すると姫様はおもむろに話し始めた

私お父様から隣の国の王子と婚約するように言われていて隣の国の王子が相当なたらしで妻が5人いるという噂を聞いてお父様に質問したんです


「どうしてあのような殿方と婚約しなければならないのでしょうか」

「それはな我が国は現在深刻な金銭問題を抱えている。お前が隣の国の王子と結婚すれば金が回ってくる仕方ないんだ。妻は他に5人いるようだがしっかり頼むぞ我が国のために」

「こうお父様に言われたんです。それが嫌で王宮から逃げてきたんです」

姫様は少し肩を落としながら話を終えた。

なるほどそういう経緯があったのか、、


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