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冬空

枯れ木が並ぶ道

人通りはまばらで

立ち止まった僕を

風が吹き付ける


見上げてみた空は

ただただ冬に染まる

白き雲はまばらで

まるで地上の道の様さ


だけど


その澄んだ色だけは

その痛い程の青だけは

僕らの欲望に塗れた

地上には無い物さ


だから僕は憧れるのさ

その冬空は自由で

余りにも純粋だからさ


顔を上げて目を細め

冬空に思いを馳せる僕の前を

風に煽られた枯葉が通る

その風音(かざおと)

空を憧れる僕らを笑う様で

自由に舞える、と言っている様さ


もう一度空を見上げると

まばらな雲が流れていた

それも風だが行えるんだ

そう思うと

必死に成って進めた技術でも

雲一つ動かせない僕らは

一体何なんだろうと

心に寒風吹きさすぶんだ





何て僕らはちっぽけなんだろう

自然は僕らの存在意義である

頭脳労力さえも容易く超えて

雄大に永遠にあり続けるんだ


そんな僕らは

ただ自然を壊す

まるで害虫の様で


そんな害虫は

この寒さの中

凍えながらも

ただただこう思う



僕らも、この冬空の様に

自由になれたらな




ただただこう思うのさ

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