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鎖と鍵

作者: 高浦

ねぇ いつまで走れば良いのかな


私の隣に居たはずの君は

気付けば やっと見える程度の位置に居て

見知らぬ人達と 笑ってて


けれど

「あの人達は?」

そう私が問えば 君は

振り私いて 答えてくれた

私の見知らぬ人の事等

気にせずに


けれど 其の行為が

私の心を縛るの



私を縛る鎖は

君が持っていて

鎖を持っている君は

皆と前へ進んで行く


焦って走っても

走っても 走っても

君と皆の方が 速いよ


でも 君は優しいよね

「待ってよ」

おどけて言う私に

君は応えてくれるもの

立ち止まって

「早くしろよ」


其の笑顔も

私を縛るの




―ねぇ

今はもう あの道すら見えないよ

見たくないよ? 見たいよ?


嗚呼 そう言えば


ねぇ

此処に一つ 忘れ物があるよ

いつかアレを捨てて

此処に戻って来る事を信じて


コレを胸に抱えて

此処で 待ってるから

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