狐の頭領、名は椿
玄関先にでかい提灯が2個飾ってある家に着いた
引き戸を開けて、中に入る
玄関先で出迎えてくれたのは、1匹の白いキツネ
『こちらでございます』
と、もふもふの、白いキツネは、ゆっくりと案内を始めた
燈は触りたくて、仕方なかったが、ぐっと堪えた
務「椿様、連れて参りました。」
椿「ご苦労だったな、務露首殿」
凛とした顔立ちの、人間のようなキツネがいた
そのキツネは、2匹の普通のキツネに囲まれていた
椿「…お前が管理者か」
燈「はい、水無月燈です」
椿「弱そうな人間だな…こんなので、管理が務まるのか?」
燈は、せっかく自己紹介したが、上から貶されたので、黙った。
椿「所詮人間は人間だな」
椿は、悲しそうな顔をする、その悲しげな表情に燈は気づいた
燈「…座敷わらし様の、代わりはちゃんと務めます。」
務露首は、驚いた、燈が、座敷わらしと言ったからだ、普段は愛称で、綿菓子としか呼ばなかったのに
椿「それならよい、でも、お主は神なのか、人間なのか、どっちなんだ」
燈「人間です、神気は入ってますが…」
あれ?私何で敬語何か使って…
いつも、神だろうが、妖だろうが、敬語なんて使わないのに……
燈は、そんな事を考えていると、椿の周りにいた、2匹のキツネの目見る、赤く鋭い目をした、キツネだ
視界がぼやけてきていた
ーーー燈!ーーー
視界がぼやけて、意識が飛ぶ寸前、通信気から朝顔の声がした
ーーあんた今どこにいるの?ーー
ーーえ?四季座のきつねの里ーー
ーーはぁ?キツネの里!?ーー
ーーうん、そうだけどなんか用?ーー
ーーちょっとさ、愚痴聞いて欲しいの、今すぐワック来て、奢るから!!ーー
ーーマジ?行くいくーー
燈「あー、椿」
椿「!!?」
名前を呼び捨てにされて、椿の耳がピンとなる
燈「私ちょっと用事が出来たの、また来るからさ、そん時に話さない??」
椿「うむ、ではその時に、新しい花の苗を買ってきてくれないか?」
燈「お花??」
椿「ああ、子狐達がな、花が好きなのじゃ」
燈「分かった!じゃあまたね?務露首、あとよろしく」
燈は、目を閉じると、朝顔の顔を思うかべ
ワックを思い浮かべた
すると、燈は四季座から姿を消した
椿「どういうお方なのだ?燈という女子は」
務「そうですね、強くて、美しいお方です。我が主は。」
椿は、その単語だけじゃ、理解できないので
また会う約束の日取りを儲けろと、務露首に命令した
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朝顔のイライラした顔で、店員さんも引いていた
朝顔は、セットを頼むと席に着いた
イライラが中々収まらない朝顔は、アイスコーヒーにガムシロップを2個入れていた
飲んでいたら、燈が目の前に現れたので、コーヒーを吹き出しそうになった
「ちょ、やめてよいきなり現れるとか!鼻にコーヒー入った、痛い」
朝顔は、ハンカチで、鼻を抑えた
「えーだって、今すぐ来いってゆーから」
「言ったけど!って、いつの間に瞬間移動できるようになったの?」
「今日!木に吊るされて!」
ピースしながら、得意げに言った燈
「はぁ???」
朝顔「で、あんた、何で寝巻きなのよ」
燈「寝てたら天照に拉致られたから」
朝顔「……訳わかんない」
燈「私も訳分からん、で、朝顔は何でそんなイラついてんの?」
朝顔「聞いてくれる??」
げ!!これ、地雷踏んだ?何時間コース??
燈は、上を向いて、にこやかに笑った。




