同居するのも疲れる日だってあるのだ
学校から帰宅した燈は自室に戻らず、1階の押し入れを開けて、中に入った。
「ちょっとトンカツーこのアプリが、って、いない、どこ行ったんだ?せっかく、真面目に報告してあげようと思ったのに」
燈は押し入れを閉めて、居間で制服のまま、テレビの電源を入れて、ゲームの電源をつけた
「うるさいのがいない!ゲームし放題♩」
朱雀は、空を飛んで、天狗の山に帰宅した
空を飛んでる姿は、妖と同じなので、普通の人間には姿は見えない。
烈「おかえり朱雀」
朱雀は、ただいまと言った後、カバンから取り出した物を烈に渡した。
朱雀「これ、親父には許可取ってきた」
土地の権利書、この天狗山の権利書だ。
朱雀「長年、悪かったな、リョクガクも、天狗を食べて反省してると言っていた」
烈「はは、リョクガク様が謝るなんて」
烈は、満面の笑みだった、長年奪われた、土地の権利書も、天狗を食べるという鬼畜な術獣も、長年の悩みが解決されたからだ。
朱雀「じいちゃんは、もうあの世に行ってるから、じいちゃんの許可は取ってねぇけど、これからは、因果関係はなしだ」
朱雀は照れくさいのか、目を見て言わない
烈「ああ、よろしくな朱雀」
朱雀「…着替えたら薪割りしてくる」
朱雀は、毎日修行の一環で薪割りをしていた
いつも無心に薪割りをしていると、色んな事を考える。
もやっとする度に、木を真っ二つに叩く
これが、朱雀は苦にならなかった。
どんどん薪を割っていく、斧を振りあげようとした時、聞き覚えのある声がした
三葉「威勢がいいな朱雀」
朱雀「三葉様?何故ここに?」
三葉「休暇だ、少しここで、休ませてもらうことになっていてな」
朱雀「??何の休暇ですか?」
三葉「燈と少し離れようかと」
朱雀「?」
朱雀は、仲のいい親子に見えていたので、?がいっぱい頭の中に浮かぶ
朱雀「寂しがると思いますよ?」
三葉「いや、今頃は、ゲーム三昧だろう」
朱雀「そうですか?」
三葉「ああ、燈はそういう奴だ」
朱雀「何に疲れてるんですか?三葉様は」
三葉「知らぬ…私の頭皮に聞いてくれ」
朱雀「はぁ??」
ますます訳が分からない朱雀は、薪を割る度に
頭皮⇒毛⇒抜け毛⇒禿げと連想して行った
ピコンと閃いた朱雀は、パチンと指を鳴らし
朱雀「ストレスか!」
と、勝手に言って、勝手に納得していた
そうか、そうか、俺もストレスが溜まってて
葵陽にキスしようとしたのか、なるほどな
勝手に大きな勘違いをした朱雀でした。




